長野は、昨日の寒くて雨風が強かった天気から一転、良く晴れたこの時期らしい穏やかな日となりました。午後は庭の草取りが待っていました。
ソメイヨシノは一昨日に開花宣言、長野もようやく桜シーズンになりました。
今日から先日出かけた京都旅行の様子を少しずつUPしていきます。
4月2日:滋賀県の三井寺へ。
この日は、滋賀に引っ越した娘の新居を訪問する目的があったので、大津市の三井寺と石山寺に行く計画を立てました。
前夜、上の孫娘から「私も三井寺に行きたい」と電話が。婆さんだけでも面倒なのに孫娘も一緒となるとますます面倒なことになります。そこで「朝9時までにJR大津京駅に来たら連れて行く」ということにしました。
朝が苦手な孫娘ですので「絶対に来ない!」と安心して駅で待っていると、何と時間通りに来るではありませんか。仕方なく連れて行くことに。
京阪電車の大津京駅から電車で三井寺駅へ。そこから歩いて10分ほどで三井寺です。
琵琶湖疎水に沿って歩きます。桜の開花宣言が出たばかりでしたが、予想以上に咲いていました。
三井寺の総門の前に「三尾神社」があります。“うさぎの神社”として、また縁結びの神様として有名ということで立ち寄りました。三尾神社は859年に建立された古社。
室町時代に建立された社殿は国の重要文化財に指定されています。
神様のお使いのうさぎモチーフが、境内のあちこちに置かれています。
婆さんと孫娘、この神社が気に入ったようでしたが、急かすようにして三井寺の仁王門に向かいます。
園城寺(三井寺)は、7世紀に創建された古刹、「三井の晩鐘」や桜の名所としても知られています。NHKの大河ドラマで描かれている紫式部とも縁が深いようで、父・藤原為時が出家した場所であると伝わっているます。
仁王門を潜ると金堂に向かって緩やかな坂道、その先の石段と続きます。
現在の金堂は、北政所により再建された桃山時代の名建築。
「三井の晩鐘」として有名な鐘楼は、本堂から見て左隅にあります。丁度、参拝客の打つ鐘の音が境内に響き渡っていました。その余韻の長さに感動!
本堂に上がって参拝してきました。本堂から見た境内の様子です。
次に向かったのが「霊鐘堂」。弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げたと伝わる梵鐘が安置されています。
ここまで来る途中に天智、天武、持統天皇が産湯に使ったとされる泉が湧く「阿加井屋」があるのですが通り過ぎてしまいました。
見えてきたのが「唐院」と呼ばれる所。最も神聖な場所とされ三重塔等があります。桜が開花していないのが残念。
石段を下りて、絶景が楽しめる観音堂に向かいます。
途中にある微妙寺、枝垂桜が綺麗に咲いていました。婆さんと孫娘は夢中で写真撮影。
道端に名物の「力餅」を販売するお店があります。娘の家へのお土産に購入。
毘沙門堂を見て、石段を上ると観音堂の境内です。婆さんは孫娘に手を引っ張ってもらいながら。
観音堂が見えてきました。
観音堂は西国十四番札所。
お堂の手前、右側に「観月舞台」があります。ここから見る桜と琵琶湖を望む風景が人気で、一組6人まで、五分間2,500円で貸し切りになっています。「高いな~!」と思いますが、当日では予約できないほどの人気だそうです。
ここの境内から石段を登ったところに展望台があります。結構急な石段ですが上る価値はあります。婆さんも孫娘に背中を押してもらいながら上ってきました。孫娘も役に立ちます。
観音堂の境内で休憩した後、石段をだらだらと下がって駅に向かう道に戻りました。
楼門が目に入りました。長等神社と言う神社で、馬を守護してくれる「馬神神社」もあると言うので入ってきました。長等神社は1300年の歴史を持ち、皇族にも信仰が厚い神社だそうです。
孫娘と「桜が満開の頃はもっと綺麗だよね!」等と話しながら京阪三井寺駅に戻り石山寺に向かいました。石山寺の様子は後日!
「ずくだせアルバム:三井寺」