爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

京都迷宮散歩?

 昨日からの雨も上がり、薄日が指しています。
 孫娘が、風邪で学校を休んでいるとの連絡を受け、婆さんは様子を見に出かけています。
 私は、昨年の京都検定の会場となった「同志社大学新町キャンパス」から北、紫明通までの地域を歩こうと思い出かけました。
 寄りたい場所を漏らさないようにと地図をコピーしたのですが、ポケットに入れるのを忘れてしまいました。戻るのも面倒でしたので、そのまま新町通りを上がり、丸太町通を横断して武者小路通まで行きました。
 そこを左に曲がり小川通に出る手前に茶道の武者小路千家の茶室「官休庵」があります。
 官休庵→
 その先の油小路通を上がり今出川通りへ。交差点の角に蹴鞠の碑がある「白峯神宮」があります。サッカーの選手が良くお参りに来るようです。
 白峯神宮→
 白峯神宮の横の油小路通を進むと直ぐ右側に、琳派の創始者「本阿弥光悦の京屋敷跡」があります。マンションの一角ですので、うっかりすると見落としてしまいそうですが。
 こんなです→
 寺之内通に出ると、右に妙顕寺、左には宝鏡寺があります。先に妙顕寺に入りました。
 妙顕寺は、日蓮宗の大本山で、尾形光琳、本阿弥光悦、俵屋宗達と言った人達も信者だったようです。
  
 門を出た左に、尾形光琳・乾山の菩提所「泉妙院」がありますが、地図を持って行かなかったばっかりに見落とし、堀川通に出る手前にある「宝鏡寺」に寄りました。人形の寺として有名で、この期間「春の人形展」が開催されていました。
 
 宝鏡寺の右脇の小川通の角に、応仁の乱の激戦地であった百々橋の礎石が置かれています。
 礎石→
 この先の小川通りは、茶道具を扱うお店や表千家の「不審庵」、裏千家の「今日庵」が立ち並ぶ、趣のある通りです。
 不審庵→ 
 今日庵→ 
 今日庵の前に、本阿弥家の菩提寺で、本阿弥光悦作の「三巴の庭」で有名な「本法寺」があります。
 
 そこを出て左に進んで行き、上御霊前通りを右に曲がったところにある「妙覚寺」に入りました。妙覚寺は、聚楽第の遺構と言われる大門があるお寺です。中に入って見ると祖師堂は修復作業中でした。ここの庭園は、桜、紅葉の隠れた名所だそうですので、その時期にはもう一度来たいと思っています。
  
 工事中の脇を抜けたところに「善明院」がありました。枝垂れ桜の木が見事でしたので、思わず写真に撮りました。花が咲いた頃にもう一度。
 こんなです→
 ここまでは、うろうろしたものの何とかたどり着いたのですが、これからが大変でした。擁翠園(ようすいえん)というお庭が近くにあるのですが、細い路地に入り込んでしまい、同じ場所に戻ったり、行き止まりだったりでかなり遠回りしてしまいました。
 擁翠園は、室町時代に起源があるようですが、現在の庭園は、慶長年間に小堀遠州の手によって作られたようです。琵琶湖を模した池を巡る知泉回遊式庭園とのことですので、見たいと思いましたが非公開です。
  
 その近くで昼食を済ませ上御霊神社に寄って帰ることにしました。
 ところが、その場所を、烏丸通の西側だと思っていたので、紫明通に出てしまったり、鞍馬口通、上御霊神前通をうろうろしたりで、烏丸通の東側だと気づいたのは暫く経ってからでした。
 上御霊神社は、烏丸通から上御霊前通を東に入ると直ぐにあります。崇徳天皇等の祟りを鎮めるために作られた神社で、応仁の乱が始まったところでもあります。
   
 そこを出て、細い路地を下がりながら相国寺の境内を抜け、同志社大学の前から京都御苑に入り、梅林を見てきました。
 梅は、ばらつきはありますが、7分咲き以上に咲いている木も多く有るように感じました。
 今日の御苑の梅です→  
 今日は地図を持たずに歩いたため、迷路を歩くような散歩になりましたが、見所も多く満足した時間が持てました。
 今日の歩数は、いままでの「最長不倒距離」17,700歩。本当に疲れました。

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