昨年は、豪雨の中で巡行が行われましたので、この状態なら「まだ良し!」と決心し、出かけてきました。今は、8時30分です。
室町通の菊水鉾では、「囃子方」が鉾に乗り込んでいるところでした。
四条通に出ると、山鉾が集まり始めていました。函谷鉾等が見えます。四条烏丸の交差点には、長刀鉾が準備をしていました。雨も上がったようです。
四条通は歩きにくい状態ですので、錦小路通まで戻り、麩屋町通から四条通に出ました。長刀鉾の「注連縄切り」を見るためです。
人気のポイントですので、人垣でとても写真を撮ることなど出来ません。何枚か撮りましたが、かすかに注連縄を切る寸前が写っていました。良く分かりませんが。拍手や歓声が上がったので、注連縄を切ったことが分かりました。(涙)
長刀鉾は「生稚児」が乗っていますので、舞を舞いながら進んできます。ビニールカバーを外していましたので、とても鮮やかな鉾の姿です。天気が良いと一段と夏空に映えるのですが。動く鉾は、大きく揺れたり「ギシギシ」と音がしたりと、やはり見応えがあります。
長刀鉾の「見送り」は、今年新調した「伊藤若冲」の原画を織り上げたものです。
鉾の上に立つ真木や櫓が大きく揺れるたびに歓声や心配する声が上るのですが、揺れることでバランスを取っているのだそうです。
今年の山一番「山伏山」が来ました。
函谷鉾です。「かんこくほこ」と読みますが、一般的には「かんこぼこ」と呼ばれています。
なかなか山鉾が進んできませんので、四条烏丸方面に歩きながら、所々、人垣の隙間から写真を取ることにしました。
「四条傘鉾」が来ました。小学生が「踊り方」として多く参加する傘鉾です。
月鉾です。「動く美術館」と呼ばれ人気の鉾です。高さ重量とも全山鉾で一番です。
山の中で「一番人気」、蟷螂山がやって来ました。カマキリが踊ります。
「鶏鉾」です。
「伯牙山」等が並んでえいるのが見えます。
綾傘鉾です。山鉾の古い形を残す「風流傘」が特徴と言われています。「棒振り囃子」が凄いですし「カッコいい」。
「霰天神山」。飾りが賑やかです。
「菊水鉾」は、音頭取りが「烏帽子」を被っています。この町内には、名水「菊水の井」があったようです。
四条烏丸の交差点まで来ました。「放下鉾」がまだここにいました。
室町通の手前で最後の山「岩戸山」と、巡行の最後尾となる「船鉾」が見えてきました。
岩戸山は鉾のように見えますが「山」です。屋根の上に「真松」が立っているのが「山」です。
船鉾がやって来ました。船の形をした特徴的な鉾です。
船鉾が行くと、巡行の最後です。四条通を進んでいく鉾の姿は、なかなか趣があります。
これで「前祭」の巡行が終わりました。
各町内に戻った鉾は、直ぐに解体されてしまいます。巡行で集めた「穢や疫病」等を封ずる必要があるからと言うことです。
室町通の「山伏山」の会所も、解体作業が始まっていました。
今日は、夜、この祭りの中心的行事の、巡行で穢れが祓われた街に八坂神社の神様を迎える「神幸祭」があります。三基のお神輿に載って四条通の「御旅所」に鎮座されるわけです。そして、24日の「後祭」の巡行と神様がお還りになる「還幸祭」と続き、31日の「夏越祭」で祇園祭が終わります。
華やかな巡行を楽しんだ散歩でした。
今日の歩数は、4,520歩。
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