先週の日曜日、孫娘たちと豊国廟に行った帰りに立ち寄った、五条坂にある「京都陶磁器会館」で見た湯呑茶碗が気になって、もう一度、見に行くことにしました。
五条通に向かう際に、高辻通から松原通までを問之町通という細い通りを歩いて行きました。そこに「花咲稲荷神社」という小さな神社があるのに気付きました。
花咲稲荷神社は、江戸時代に活躍した俳人の松永貞徳が、晩年にすごした花咲邸跡なのだそうです。貞徳が、この地に花咲稲荷という神社が祀まつられていたことを知って、邸内に稲荷を再興したそうです。なんとなく歩いた通りでしたが、少し得をしたような気がしました。
五条通に出て、河原町通まで行くと車が大混雑をしていました。週末には車は混雑するのですが、今日は、交差点の中まで車が並んでしまう程渋滞していました。紅葉の時期でもないのに、こんなに混雑するのが不思議でしたが、後からその原因がわかりました。耐震工事が終わった京都南座で記念の「南座発祥400年 南座新開場祇園お練り」が開催されていたのでした。
南座前で出発式を行い、八坂神社西楼門前の東大路通(祇園石段下交差点)まで総勢約70名の歌舞伎俳優がお練りをしたようで、15,000人以上の見物客で賑わったようでした。
五条大橋を渡ります。橋の上から見た上流は、のどかな秋の風景です。
東山五条の交差点手前に陶器神社と呼ばれる八幡さま「若宮八幡宮」があります。良い茶碗があったら購入しようと考えていましたので、気に入ったものが見つかるようお参りをして来ました。
清水焼発祥の地・五条坂の途中にある若宮八幡宮は、平安の後期からの神社で、毎年八月八日の若宮八幡宮例祭の前日から四日間は、五条坂一帯で盛大な陶器祭りが開催されます。
「美貌の神のお札」や「美貌御守」「縁結び御守」も授けていただけるので、若い女性にも人気のようです。「縁結びのご神木」や「ハートの形をした神石」、足利尊氏が献上したといわれる御神威あらたかな「蓬莱石」があります。
東山五条も人や車で混雑していました。大谷本廟は、先週来た時より紅葉の赤味が増しているようでした。
東山五条の交差点にある「京都陶磁器会館」に入り、気になっていた湯呑み茶碗を見て来ましたが、値段が高くて婆さんの顔を思い出してしまい購入をあきらめました。
五条通に戻り帰る途中、何件か清水焼のお店に立ち寄りました。その中の「竹虎堂(ちくこどう)」と言うお店で、値段も手ごろで気に入った茶碗を見つけることが出来ました。若宮八幡宮の御利益があったと言うことでしょう。
五条大橋の手前から宮川町通を歩いて帰りました。置屋さん等が立ち並ぶ風情のある通りをぶらぶら歩いていると、丁度、舞妓さんが迎えの車を待っているのに出会いました。何回か歩いた通りですが、舞妓さんに出合ったのは初めてです。思わず写真を撮ってしまいました。
鴨川に架かる松原橋を渡り、河原町通から仏光寺通を歩いて帰りました。仏光寺の横にある「大行寺」の鉢植えのモミジが色付いていました。
家に帰って婆さんに茶碗を見せたのですが「ふ~ん」と言われただけでした。孫達は「良いね~ 」と喜んでくれましたが。
気に入った茶碗も購入でき、舞妓さんにも出会うことができて大満足の散歩になりました。
今日の歩数は、10,213歩。
最新の画像もっと見る
最近の「京都散歩「秋」」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事