婆さんに「買い物ついでに出かける?」と聞いたところ、「行くよ~」とのことでした。知恩院の方へ行って見ることにしました。
三条通を東山に向かって進み、三条大橋を渡り三条神宮道の交差点まで歩きました。左手には平安神宮の大鳥居が見えます。右に行けば青蓮院ですが、三条通をもう少し行くと粟田神社が有ることを思い出し、そこまで行くことにしました。三条通に面して大きな鳥居が有りますので直ぐに分かります。
粟田神社は平安時代に創建された古社で、京都の東の出入口である粟田口に鎮座する為、古くから東山道・東海道を行き来する人々の旅立ち守護・旅行安全の神として知られるようになりました。この神社の例祭「粟田祭」は、祇園祭の山鋒の原型と云われる「剣鉾」が巡行します。
参道や境内は紅葉が綺麗で、何となく立ち寄った神社でしたのでちょっと得をした気分になりました。「嵯峨菊」も咲いていました。
参道を下りてきた途中の右手に「鍛冶神社」がありました。粟田神社には、今まで何回か来たことがあるのですが気が付きませんでした。この辺は、平安時代から鎌倉時代に刀鍛冶が多く住んでいて、「三条小鍛冶宗近、粟田口藤四郎吉光」等、刀鍛冶の名工を輩出した場所です。刃物、鍛冶及び勝運、開運の社として信仰されているようです。
神宮道に出て青蓮院まで来た時に、婆さんが何を思ったか「ここに入ろう」と言い出しました。私は紅葉の時期に拝観したことはなかったので、もちろん反対する理由は有りません。境内の紅葉をしっかり楽しんで来ました。
青蓮院は、平安時代から続く寺院で、天台宗京都五ケ室門跡の一つです。門主に「親王」を迎えていたことから「粟田御所」とも呼ばれる格式の高い寺院です。受付までの参道も綺麗な紅葉を見ることが出来ます。
本堂や寝殿等から眺める庭園も見応えが有ります。
池泉回遊式の庭園は、歩いて回ることが出来ます。
婆さんも熱心に見て回っていました。珍しく気に入った場所のようでした。
神宮道に戻り、知恩院に向かいます。知恩院黒門の前を通り過ぎ、三門から入ることにしました。黒門の中や塀の上にも綺麗な紅葉を見ることが出来ました。
三門から入ったのですが、婆さんは急な石段敬遠し、右側の坂道(通称:女坂)を登って行きました。
知恩院は、1200年代に開山された浄土宗の総本山です。国宝の御影堂はまだ修復作業が行われていました。池の周りの紅葉が綺麗でした。
除夜の鐘で有名な「大鐘楼」まで行ってきました。婆さんは、下の休憩所で待っているとのことでした。
知恩院を出て、円山公園から八坂神社の境内を抜けて帰ることにしました。
円山公園も紅葉の見ごろを向えていました。
八坂神社境内に入ります。ここでも紅葉を見ることが出来ました。
西楼門を出て四条通を歩いて帰りました。南座では、2年振りに年末恒例の「まねき」看板が掲げられていました。もう直ぐ「師走」ですね。
四条大橋からも、秋の深まった鴨川の景色を望むことが出来ました。
買い物ついでの散歩にしては、かなりしっかりした紅葉巡りになりました。
今日の歩数は、14,590歩。
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