10日ほど前に京都新聞で報道されていたそうですが全然気づいておらず、近くに住む知り合いから新聞報道の数日後に「咲いているよ」と教えてもらって行ってきました。
少し見頃を逃してしまったようですが、三条柳馬場の北西角にあるホテルの花壇で咲いていたアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)の花です。リュウゼツランは雄性先熟のようで、ちょうど雄性期から雌性期へ移行している花が少しだけ咲き残っていました。
アオノリュウゼツランとは変な名前のように思えるかもしれませんが、じつは日本には斑入り葉の品種が最初に導入されたため、リュウゼツランと呼ぶのは斑入り葉の品種になるのです。そのため、葉に斑が入らない基準種をアオノリュウゼツランと呼び分ける奇妙なことが起こっています。
葉を見ると斑は入っていません。
お酒好きの方なら「花より団子」ならぬ「花よりテキーラ」と思われるかもしれませんね。ただし、テキーラの原料となるのはテキーラーリュウゼツラン(ブルーアガベ)だそうで、学名もアガベ・テキラーナ(Agave tequilana)です。アオノリュウゼツランの学名はアガベ・アメリカーナ(Agave americana)なので、残念ながら別種なのです。
いつもブログを楽しみに拝見しております。
さて、神奈川県でもリュウゼツランが咲いたとニュースになっていました。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.yomiuri.co.jp/national/20210713-OYT1T50084/amp/
テキーラの原料がテキーラー・リュウゼツラン(ブルーアガベ)とは知りませんでした。ニュースではテキーラの原料と紹介されていますが「アオノリュウゼツラン」がほとんどかもしれませんね。
勉強になりました。ありがとうございます。
伊勢原市でも咲いているのですね。情報をありがとうございます。
おそらくアオノリュウゼツランでもテキーラはできるのかもしれませんが、日本酒でも酒米のほうが酒造に向いているように、テキーラーリュウゼツランのほうがおいしいテキーラができるのではないでしょうか。