近畿地方も昨日、梅雨が明けたとみられると気象庁から発表がありました。ようやっと梅雨が明けて夏本番を迎えますが、同時に連日猛暑日に熱帯夜となるのだと嬉しいような嬉しくないような、ちょっと複雑な気持ちです。また、新型コロナウイルス対策と本格的な暑さ対策をどのようにすれば折り合いがつくか、これも考えものです。
梅雨明けの発表を聞きながらそのようなことをつらつらと考えていたら、当倶楽部の会員の方から「秋咲きスノーフレークの花が咲いたよ」とお写真と一緒にお便りをメールでいただきました。
京都府立植物園の元園長で数代前の当倶楽部会長であった方から分けていただいたものだそうです。秋咲きとは言いますが品種によって開花期にばらつきがあり、8月頃から咲き始めるものもあれば10月頃になってやっと咲き始めるものまでさまざまなのだそうです。
8月に入って1週間もすれば立秋を迎え、暦の上では秋ですが、残暑厳しい時期に名前に「秋」をもつ植物の涼やかな咲き姿を楽しんで、一服の清涼をいただくのもよいかもしれません。
なお和名にスノーフレークとついていますが、秋咲きスノーフレークは春のスノーフレークとは別属です。過去にはスノーフレークと同じヒガンバナ科レウコユム(Leucojum)属に分類されていましたが、現在はヒガンバナ科アキス(Acis)属に分類されています。
しかし、この分類も色々と変遷があるようです。現在のアキス属の植物は1800年にデンマークの植物学者シューボーさんによってまずはレウコユムと命名されレウコユム属に分類されました。しかし、1809年にイギリスの植物学者ソールズベリーさんによってアキス属が立てられ、いくつかの種がこちらに移されたそうです。その後は1880年代にまたもやレウコユム属にひとつにまとめられました。そして、2004年にレウコユム属は葉に幅があり花被片に緑の模様があることを特徴として、この特徴を持つ2種以外の9種をアキス属に再分類されました。
レウコユム属のスノーフレーク(2020年3月撮影、別記事より再掲)
また、このアキス属という属名の由来は、ローマの詩人オウィディウスの「メタモルフォセス(変身物語)」にちなんでつけられたそうです。本書に登場する海の妖精ガラテイアから愛された、牧神パーンと河神シュマイトスの娘の息子である青年アーキスに由来するそうですが、なにをもってアーキスと名付けたのか、命名者のソールズベリーさんも明らかにしていないようです。
梅雨明けの発表を聞きながらそのようなことをつらつらと考えていたら、当倶楽部の会員の方から「秋咲きスノーフレークの花が咲いたよ」とお写真と一緒にお便りをメールでいただきました。
京都府立植物園の元園長で数代前の当倶楽部会長であった方から分けていただいたものだそうです。秋咲きとは言いますが品種によって開花期にばらつきがあり、8月頃から咲き始めるものもあれば10月頃になってやっと咲き始めるものまでさまざまなのだそうです。
8月に入って1週間もすれば立秋を迎え、暦の上では秋ですが、残暑厳しい時期に名前に「秋」をもつ植物の涼やかな咲き姿を楽しんで、一服の清涼をいただくのもよいかもしれません。
なお和名にスノーフレークとついていますが、秋咲きスノーフレークは春のスノーフレークとは別属です。過去にはスノーフレークと同じヒガンバナ科レウコユム(Leucojum)属に分類されていましたが、現在はヒガンバナ科アキス(Acis)属に分類されています。
しかし、この分類も色々と変遷があるようです。現在のアキス属の植物は1800年にデンマークの植物学者シューボーさんによってまずはレウコユムと命名されレウコユム属に分類されました。しかし、1809年にイギリスの植物学者ソールズベリーさんによってアキス属が立てられ、いくつかの種がこちらに移されたそうです。その後は1880年代にまたもやレウコユム属にひとつにまとめられました。そして、2004年にレウコユム属は葉に幅があり花被片に緑の模様があることを特徴として、この特徴を持つ2種以外の9種をアキス属に再分類されました。
レウコユム属のスノーフレーク(2020年3月撮影、別記事より再掲)
また、このアキス属という属名の由来は、ローマの詩人オウィディウスの「メタモルフォセス(変身物語)」にちなんでつけられたそうです。本書に登場する海の妖精ガラテイアから愛された、牧神パーンと河神シュマイトスの娘の息子である青年アーキスに由来するそうですが、なにをもってアーキスと名付けたのか、命名者のソールズベリーさんも明らかにしていないようです。