新春を迎えて5日目となる一昨日の1月5日は二十四節気のひとつの「小寒」で、この日から立春の前日(節分)までが「寒中」となりますが、寒の入りとなった日に、門前に植えられた「おかめ桜」で有名な出町柳の長徳寺では、そのおかめ桜の葉がきれいに紅葉していました。
昨春に花が咲き終わってから展開した葉が紅葉して残っているのではなく、昨秋に数輪の花が返り咲きした際に一緒に展開してしまった葉が、2か月ほど経ってきれいに紅葉しているのだと思います。
昨秋に返り咲きしたおかめ桜の花(過去記事より再掲。2021年10月撮影)
この花の左横に写っている、本来なら春まで休眠するはずだったのに展開した葉芽の葉が、いま紅葉しているようですね。撮影の向きが違いますが、上の花の写真で左下に伸びている枝の葉が、下の写真では右下に伸びている枝の葉で、花の写真の左上に伸びている枝が、下の写真でも左上に伸びている枝の葉にあたるかと思います。
なので、紅葉している葉の枝を見ると、とても瑞々しい色をしています。
でも、やっぱり本来の時期ではないので、なんとなく樹皮に張りのない感じに見えました。思わず自分の手と見比べてみたりして……
早ければ2月下旬に咲き始めることがあるので、あと2か月もしないうちに花が咲き始めるかもしれません。その時には、この葉も散っているのではないかと思いますが、それまで紅葉を楽しむことにしましょうか。
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さて、今日1月7日は五節句のひとつの「人日」で、七草粥の日と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、もう召し上がりましたか?
また、今日は正教会の「クリスマス」だそうです。カトリックやプロテスタントは、世界の多くの国が採用している暦法のグレゴリオ暦で祝う昨年12月25日でしたが、ユリウス暦を採用する正教会では今日が12月25日にあたり、京都御苑の近くにある京都ハリストス正教会でもクリスマスを祝う祭礼が行われるそうです。