鴨川河川敷のあちこちでシロツメクサ(白詰草)やムラサキツメクサ(紫詰草)の群落が目に入りますが、何気ないふりをしてひょっこりと顔を出している植物がいます。
ヤセウツボ(痩靫)です。地中海沿岸が原産のハマウツボ科ハマウツボ属の一年草です。昭和12(1937)年に千葉県で初めて確認され、日本には牧草に紛れ込んでやってきたと考えられています。このヤセウツボは葉緑素を一切持たない寄生植物で、マメ科やキク科に寄生し、特にムラサキツメクサやシロツメクサなどに寄生しているのを見かけることが多いようです。別属ですが、同じハマウツボ科にはイネ科植物に寄生するナンバンギセル(南蛮煙管)があります。
シロツメクサの葉をかき分けて見てみると、根元まで花が咲いていました。おそらく掘り返すと、近くのシロツメクサの根にヤセウツボの根が寄生していると思います。
ヤセウツボは以前、外来生物法の要注意外来生物の類型2に該当する植物に指定され、特定外来生物ではありませんが状況によっては指定しなければならなくなるかもしれない生物のひとつとして注視されていました。この要注意外来生物は平成27(2015)年3月に廃止され、新たに制定された生態系被害防止外来種のカテゴリーにヤセウツボは指定されていません。
シロツメクサもヨーロッパ原産の外来植物ですが、まさか遠く離れた東洋の島国にまで来て、ここでも寄生されるとは思いも寄らなかったかもしれませんね。
ヤセウツボ(痩靫)です。地中海沿岸が原産のハマウツボ科ハマウツボ属の一年草です。昭和12(1937)年に千葉県で初めて確認され、日本には牧草に紛れ込んでやってきたと考えられています。このヤセウツボは葉緑素を一切持たない寄生植物で、マメ科やキク科に寄生し、特にムラサキツメクサやシロツメクサなどに寄生しているのを見かけることが多いようです。別属ですが、同じハマウツボ科にはイネ科植物に寄生するナンバンギセル(南蛮煙管)があります。
シロツメクサの葉をかき分けて見てみると、根元まで花が咲いていました。おそらく掘り返すと、近くのシロツメクサの根にヤセウツボの根が寄生していると思います。
ヤセウツボは以前、外来生物法の要注意外来生物の類型2に該当する植物に指定され、特定外来生物ではありませんが状況によっては指定しなければならなくなるかもしれない生物のひとつとして注視されていました。この要注意外来生物は平成27(2015)年3月に廃止され、新たに制定された生態系被害防止外来種のカテゴリーにヤセウツボは指定されていません。
シロツメクサもヨーロッパ原産の外来植物ですが、まさか遠く離れた東洋の島国にまで来て、ここでも寄生されるとは思いも寄らなかったかもしれませんね。
このヤセウツボは、鴨川左岸と川端通の歩道との境界にある桜並木の下に群生していたシロツメクサの中で見つけ、ちょうど賀茂大橋と川端東一条との中間くらいの場所だったと思います。
こちらこそ、ありがとうございました。🙇🏻♂️