およそ10日前のことですが、気晴らしに吉田山を越えて観光客の少ない銀閣寺界隈から法然院へと散策に出掛けてみると、境外の北側の少し薄暗い湿った場所でひっそりと黄色い花を咲かせていたのはこちら。
おそらくキツネノボタン(狐の牡丹)だと思います。北海道から九州にかけての道端や溝などの湿った場所に生息するキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、近縁種のウマノアシガタ(馬の足形)に花はよく似ていますが、ウマノアシガタの花より一回りほど小さいです。
和名は、葉がボタン(牡丹)に似ていて、有毒なため「きつい」という意味で「きつ」が頭に冠せられ、それが「キツネ」と転訛したのが和名の由来とされているようです。
なお、よく似た種にケキツネノボタン(毛狐の牡丹)があり、葉や茎や蕾などが毛に覆われていることが和名の由来ですが、じつはこのキツネノボタンも茎はわずかながら毛に覆われているため、この花を見つけたときは「はて、ケキツネノボタンかキツネノボタンかどっち?」と思いながら少し調べてみると、一番わかりやすいのが果実の形状のようです。
キツネノボタンの果実の先はフックのようになっていて、ケキツネノボタンは軽く横に折れている違いがあり、こちらで判断するほうがよいようです。上の写真をトリミングして拡大しただけなのでピントが甘いですが、フックになっているように見えるかな?
なお、頭の中でこのキツネノボタンとケキツネノボタンそれぞれの名前を漢字ではなくカタカナで考えていると、しまいに「ケキツネ? キツネ? キケツネ? ケツネ?」とこんがらがってしまうのは、私も両親も関西の人間だからなのでしょうか?
ちなみに法然院に立ち寄ってみたのは、こちらの花が咲き始めているかどうか確認したかったからです。
別名「一両」でも知られる、アリドオシ(蟻通)の花です。
おそらくキツネノボタン(狐の牡丹)だと思います。北海道から九州にかけての道端や溝などの湿った場所に生息するキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、近縁種のウマノアシガタ(馬の足形)に花はよく似ていますが、ウマノアシガタの花より一回りほど小さいです。
和名は、葉がボタン(牡丹)に似ていて、有毒なため「きつい」という意味で「きつ」が頭に冠せられ、それが「キツネ」と転訛したのが和名の由来とされているようです。
なお、よく似た種にケキツネノボタン(毛狐の牡丹)があり、葉や茎や蕾などが毛に覆われていることが和名の由来ですが、じつはこのキツネノボタンも茎はわずかながら毛に覆われているため、この花を見つけたときは「はて、ケキツネノボタンかキツネノボタンかどっち?」と思いながら少し調べてみると、一番わかりやすいのが果実の形状のようです。
キツネノボタンの果実の先はフックのようになっていて、ケキツネノボタンは軽く横に折れている違いがあり、こちらで判断するほうがよいようです。上の写真をトリミングして拡大しただけなのでピントが甘いですが、フックになっているように見えるかな?
なお、頭の中でこのキツネノボタンとケキツネノボタンそれぞれの名前を漢字ではなくカタカナで考えていると、しまいに「ケキツネ? キツネ? キケツネ? ケツネ?」とこんがらがってしまうのは、私も両親も関西の人間だからなのでしょうか?
ちなみに法然院に立ち寄ってみたのは、こちらの花が咲き始めているかどうか確認したかったからです。
別名「一両」でも知られる、アリドオシ(蟻通)の花です。