10日ほど前のことですが、吉田神社へ参拝がてら近くを散策しようと思い、本宮の本殿に手を合わせてから境内で少し一服していると、神楽岡社や若宮社の近くで枝を伸ばしている樹木の葉が白っぽく見えました。気になったので、近づいて見てみると……
どうやら花のようです。花の見た目はアセビ(馬酔木)やドウダンツツジ(灯台躑躅)にそっくりで、横一列に花(花蕾)をつけているということは和製ブルーベリーで知られるツツジ科スノキ属の常緑低木のシャシャンボ(小小坊)かと思いましたが、秋にブルーベリーのような身をつけていた覚えもなく、なんだか違和感があります。
いろいろと調べてみると同じツツジ科ですがネジキ属に分類される落葉小高木のネジキ(捩木)のようです。まだまだ蕾の状態が目立ちましたが、蕾は鈴生りで、日当たりのよいところから少しずつ白い花が咲き出したようです。
岩手県以南の本州や四国、九州の低い山や丘陵部に自生し、樹皮全体に入る縦皺が成長とともにねじれることが和名の由来です。左の真っ直ぐ上に伸びている幹の樹皮はねじれていませんが、その横の右斜め上に伸びている幹の樹皮は縦皺がねじれています。
それにしても、シャシャンボやブルーベリーの葉を含めていつも思うことですが、ツツジと聞くとミツバツツジ(三葉躑躅)やヒラドツツジ(平戸躑躅)などが思い浮かび、その葉の大きさや葉のつき方(螺旋状の互生)の先入観があるためか、どうしてもこの葉を見てもツツジの仲間だというのが不思議に思えてしかたがありません。
あまりあちこちで見かける樹木ではないので、ネジキの花が見られたことは幸運なことなのですが、シャシャンボだと秋にできる実が食べられるのでちょっと残念と考えてしまったことは、バチ当たりかな……
どうやら花のようです。花の見た目はアセビ(馬酔木)やドウダンツツジ(灯台躑躅)にそっくりで、横一列に花(花蕾)をつけているということは和製ブルーベリーで知られるツツジ科スノキ属の常緑低木のシャシャンボ(小小坊)かと思いましたが、秋にブルーベリーのような身をつけていた覚えもなく、なんだか違和感があります。
いろいろと調べてみると同じツツジ科ですがネジキ属に分類される落葉小高木のネジキ(捩木)のようです。まだまだ蕾の状態が目立ちましたが、蕾は鈴生りで、日当たりのよいところから少しずつ白い花が咲き出したようです。
岩手県以南の本州や四国、九州の低い山や丘陵部に自生し、樹皮全体に入る縦皺が成長とともにねじれることが和名の由来です。左の真っ直ぐ上に伸びている幹の樹皮はねじれていませんが、その横の右斜め上に伸びている幹の樹皮は縦皺がねじれています。
それにしても、シャシャンボやブルーベリーの葉を含めていつも思うことですが、ツツジと聞くとミツバツツジ(三葉躑躅)やヒラドツツジ(平戸躑躅)などが思い浮かび、その葉の大きさや葉のつき方(螺旋状の互生)の先入観があるためか、どうしてもこの葉を見てもツツジの仲間だというのが不思議に思えてしかたがありません。
あまりあちこちで見かける樹木ではないので、ネジキの花が見られたことは幸運なことなのですが、シャシャンボだと秋にできる実が食べられるのでちょっと残念と考えてしまったことは、バチ当たりかな……