京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

素直だと捩れて、捻くれると真っ直ぐ?

2021-06-29 06:49:17 | 園芸・植物・自然環境
そろそろどこかで咲き出しているだろうかと気にかけていたときに、高野川の河川敷でその姿を見つけたのはこちらの花です。




そう、ネジバナ(捩花)です。咲いているのを見つけると思わず笑顔になる、好きな植物のひとつです。

螺旋状に捩れて花が咲く姿が特徴なのですが、巻き方に法則性はないようで、右巻きや左巻き、波打った感じのものなど千差万別で、まるで個性と言わんばかりの咲き方が見られるネジバナですが、かなりの割合で出てくるのか例年このような咲き方の個体を見つけてしまいます。




はい、そうです。巻かずに真っ直ぐ一直線に花を咲かせるネジバナです。

もし人間の性格に譬えるなら、素直だと捩れて、捻くれると真っ直ぐということになるのでしょうか。そして、後日、見つけたのはこちら。




ちょうど180度捩れて、まるで「右♪、左♪、右♪、左♪」とでも号令を掛けて、隙間だらけですが2本の直線状に咲いています。こうなると素直なのか、捻くれているのか、それとも素直にひねくれているのか……

個性といえば個性ですが、何だか禅問答の公案を提示されたように思えてしまいます。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kyotoengeiclub1923)
2021-07-03 22:42:09
ことねこ様、コメントをありがとうございます。楽しんでいただけて、とてもうれしいです。😃
ネジバナとはモジズリ(綟摺)のことです。福島県の信夫郡で作られていた乱れ模様の摺り衣である「もぢずり」に咲き方が似ていることが由来のようですね。
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Unknown (ことねこ)
2021-07-03 22:23:12
素直とひねくれてるのと、おもしろかったです😊
もじずりは、また別のものですか?
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Unknown (kyotoengeiclub1923)
2021-06-30 11:39:09
rumi-mailbox様、コメントをありがとうございます。
さまざまな咲き方だけでなく、花色も紅色の濃いものや淡いものまでいろいろあり、その違いも含めて毎年楽しんでいます。😃
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Unknown (rumi-mailbox)
2021-06-30 10:49:41
ねじれてないのがあるなんて、初めて見ました!
気をつけて見てみます。
ありがとうございました。
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Unknown (kyotoengeiclub1923)
2021-06-29 19:27:12
yattokamehikotaro様、コメントをありがとうございます。
このネジバナだけは、見るたびにそれぞれのねじれ方が気になり、あれこれと見比べてしまいます。私も相当にねじれている(ひねくれている)のでしょうね。😅
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Unknown (yattokamehikotaro)
2021-06-29 19:11:10
いいですね。
自分の性格では、三重に捩れているかなー?
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