京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

お福分けをひとついただいてきました

2020-12-15 06:54:36 | 園芸・植物・自然環境
堀川寺之内から少し西にある、御会式桜などで知られる本門法華宗大本山の妙蓮寺に参拝がてら花の観賞をしていたところ、どこからかよい香りがしてきたので辺りを探してみると……







カリン(花梨)の実でした。境内にある8つの塔頭のひとつである玉龍院の門前に積み上げられていました。


(玉龍院の扁額)


大きな笊2つだけでは収まりきらなかったのか、洗濯かご2つにも山盛りです。




1枚目の写真にあるように「ご自由にお持ち帰りください」とのこと。天の恵みを仏様からの頂き物として皆様にお福分けということなのでしょう。ありがたく1個頂戴し、自宅で芳香剤代わりにして楽しませていただくことにしました。




さて、冒頭に花の観賞に訪れたと申しましたが、寺務所の前に植えられていて、寺名がつけられた「妙蓮寺椿」の咲き具合がどうか気になって参拝がてら確認しようと伺ったのです。咲いていることは咲いているのですがどれも蕾の段階で少し傷みがあるのか、あまりきれいではなくちょっと残念と思っていたところ、足元ではもうカンアヤメ(寒菖蒲)が咲き始めているのを見つけ、うれしい気持ちいっぱいで観賞していたら何となくよい香りがするので近くを探してみると見つけたのがカリンの実なのでした。


咲き始めの妙蓮寺椿



カンアヤメ


当初の目的は果たせなかったのですが、カンアヤメの花とカリンの実という過分な福をいただけたので、満足な気持ちで帰路につきました。香りは届けられませんが、写真で皆様にもお福分けいたします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。