京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

「寒咲き」というには今月は暖かい日が多い?

2021-02-27 12:15:12 | 園芸・植物・自然環境
ちょうど1週間ほど前のことですが、京都府立植物園にある当倶楽部の事務室へ立ち寄る際に、最寄りのバス停近くで咲いていたのを見つけました。詳しい園芸品種名はわかりませんが、おそらく寒咲き花菜だと思います。




年末年始から1月初旬に襲来した寒波のときの寒さが強烈だったためか、今年の京都の2月は何だか暖かい日が多かったような気がするので、この時期なのに「寒咲き」と呼ぶにはちょっと暖かすぎる?と思ったりもしてしまいます。

でも、今年の2月は本当に暖かかったのかちょっと気になったので、京都の今月の各日の気温を調べてみました。すると、最高気温が10度を越す日が多いものの寒い日もありました。ただし、数日だけですが、昨年の2月にはなかった最高気温が20度を超える日があり、それで暖かいと感じたのかもしれません。




ところで、最近でこそスーパーマーケット等で食用の「花菜」を見かけることが増えたためか、この「花菜」という名前もかなり市民権を得てきたかもしれませんが、耳に馴染みのある呼び方といえば「菜の花」のほうでしょうか。

ただ「菜の花」と呼ぶと、いわゆる「油菜」と呼ぶアブラナやセイヨウアブラナを指すこともあれば、観賞用の切り花として利用される「縮緬白菜」やその改良種を指すこともあり、もっと広い意味では河原や荒地の修景用に用いられる「芥子菜」であるセイヨウカラシナに対する呼び名にもなるようです。

さて、これはおそらく観賞用なので食用として用いないでしょうから、油菜ではなく縮緬白菜の改良種になるのでしょうか。もちろん縮緬白菜も白菜同様に食用となるので非食用というわけではありませんが、縮緬白菜やその改良種の葉は名前のとおり縮れていて白っぽいということだけれども、どうなのでしょうか。縮れているといえば縮れた葉だと思いますが……




気がつくと、明日で2月も終わりますね。3月に入ってもまだまだ寒い日が続くかと思いますが、黄色い花を見ると「春が近づいてきている」と思ってワクワクするのは私だけでしょうか

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