今日から5月ですね。例年なら大型連休の真っ只中で、お仕事が暦どおりの方でも土日はお休みの週休二日制の方なら5連休なので、どこへ遊びに行こうかとウキウキ気分なのでしょうが、昨年に引き続き今年もコロナ禍は収まらず、京都は緊急事態宣言の発出中でもあります。
でも、そのような人間どもの困惑など気にもかけず、季節になるとなすべきことをしているのが植物たち。1週間ほど前のことになりますが、出町柳近くを通る今出川通の街路樹として植えられているイチョウ(銀杏)の木の横で、誰かが勝手に植えたものだと思いますがジャーマンアイリスの花が一輪だけ咲き出していました。
いわゆるバイカラーの品種になるのだと思いますが、何とも渋い色合いと言いますか、外花被の色がまるでイチョウが黄葉したときのような色で、それを狙って植えられたのでしょうか。そして、その花の横からイチョウの新葉が出ており、まるでジャーマンアイリスが「秋になったら、こんな色に染まるんだよ」とでも教えているかのよう。イチョウの新葉はそんな声に耳も傾けず、新緑の季節を謳歌しているようにも見えましたが。
さて、ジャーマンアイリスからの連想で、ドイツスズラン(独逸鈴蘭)のことが頭をよぎりました。ちょっと調べてみると偶然にも今日5月1日は「スズランの日」なのだそうです。ここ数年いつも楽しみにしている日本キリスト教会吉田教会のドイツスズランはかなり咲き始めが早かったので、今年はすでにご紹介しましたね。
この「スズランの日」はフランスが発祥の記念日で、フランスでは「Jour des Muguets」というそうです。ヨーロッパ原産のスズランと言えばこのドイツスズランになりますが、フランスでは16世紀にスズランの栽培が始まったそうで、もともと5月1日は「愛の日」と呼ばれて、花と葉で作った冠を被った男女が花を贈り合っていたこともあり、この頃からスズランの花を贈り合う風習も始まったようです。そのきっかけが、1561年の5月1日にフランス国王シャルル9世がスズランの花を贈られたことに大変感銘を覚え、宮中の女性たちにも分けてあげようと思い立って、その年以降の毎年5月1日にスズランの花を贈ったことなのだそうです。
ヨーロッパではスズランの花を「聖母マリアの涙」と譬えられることもあり、古くから春のシンボルで幸せを呼ぶものとして愛されてきたそうです。その後は恋人たちの出会いや幸せの象徴にもなり、縁起のよいものとされています。
コロナ禍で少し荒んだ心境にもなりがちな現状、いきなり花を贈ると「どないしたん?」と訝しがられるかもしれませんので、スズランでなくても家の中を明るくするためにお花屋さんで好きな花を買ってきたりお庭で育てている花を摘んで花瓶に飾ってみてはいかがでしょうか?
でも、そのような人間どもの困惑など気にもかけず、季節になるとなすべきことをしているのが植物たち。1週間ほど前のことになりますが、出町柳近くを通る今出川通の街路樹として植えられているイチョウ(銀杏)の木の横で、誰かが勝手に植えたものだと思いますがジャーマンアイリスの花が一輪だけ咲き出していました。
いわゆるバイカラーの品種になるのだと思いますが、何とも渋い色合いと言いますか、外花被の色がまるでイチョウが黄葉したときのような色で、それを狙って植えられたのでしょうか。そして、その花の横からイチョウの新葉が出ており、まるでジャーマンアイリスが「秋になったら、こんな色に染まるんだよ」とでも教えているかのよう。イチョウの新葉はそんな声に耳も傾けず、新緑の季節を謳歌しているようにも見えましたが。
さて、ジャーマンアイリスからの連想で、ドイツスズラン(独逸鈴蘭)のことが頭をよぎりました。ちょっと調べてみると偶然にも今日5月1日は「スズランの日」なのだそうです。ここ数年いつも楽しみにしている日本キリスト教会吉田教会のドイツスズランはかなり咲き始めが早かったので、今年はすでにご紹介しましたね。
今年は咲き始めが早いですね - 京都園芸倶楽部のブログ
数年前に花壇で咲いていることに気づいてから、この季節になると楽しみにしているのが日本キリスト教会吉田教会のスズラン(鈴蘭)の花です。おそらく...
この「スズランの日」はフランスが発祥の記念日で、フランスでは「Jour des Muguets」というそうです。ヨーロッパ原産のスズランと言えばこのドイツスズランになりますが、フランスでは16世紀にスズランの栽培が始まったそうで、もともと5月1日は「愛の日」と呼ばれて、花と葉で作った冠を被った男女が花を贈り合っていたこともあり、この頃からスズランの花を贈り合う風習も始まったようです。そのきっかけが、1561年の5月1日にフランス国王シャルル9世がスズランの花を贈られたことに大変感銘を覚え、宮中の女性たちにも分けてあげようと思い立って、その年以降の毎年5月1日にスズランの花を贈ったことなのだそうです。
ヨーロッパではスズランの花を「聖母マリアの涙」と譬えられることもあり、古くから春のシンボルで幸せを呼ぶものとして愛されてきたそうです。その後は恋人たちの出会いや幸せの象徴にもなり、縁起のよいものとされています。
コロナ禍で少し荒んだ心境にもなりがちな現状、いきなり花を贈ると「どないしたん?」と訝しがられるかもしれませんので、スズランでなくても家の中を明るくするためにお花屋さんで好きな花を買ってきたりお庭で育てている花を摘んで花瓶に飾ってみてはいかがでしょうか?