本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。
以前より「北山杉の間伐材ありますか?」「北山杉の間伐材を使って~を作りたいのですが」
というお問い合わせをいただく事があります。
杉の中でも「北山杉」というブランドがあるからこそ、お声をかけていただけるのだなぁ、と
先人に感謝です。
先日上記のようなご相談で来所されたお客様に、以下のように説明させていただきました。
通常の材木となる「杉」や「桧」は間伐をして太くなるように育てます。そして、その太い木を
製材して板にしたり構造材として利用します。
一方北山杉は・・・
「北山杉は間伐はしないのです。」
杉は杉でも、北山杉はまっすぐに育つ選ばれた品種を挿し木で育て、
枝打ちを繰り返しながら細く長く育てます。
そのうえで木の皮をむいて(杉皮は屋根下地や外壁に使用します。)
通常は丸いままの木肌を見せた飾り柱などの製品にします。
北山丸太 市売会場にて
細いものは細いものなりに太いものは太いなりに製品となります
通常の北山丸太サイズの使用事例(デイサービスセンター北山杉いこいの家)
こちらは細い丸太(タルキといいます)の使用事例(京都市上京区にある油の老舗、山中油店さんが所有される京町家のゲストハウス)
太い丸太の大黒柱としての使用事例。(O様邸)
(昔樹木希林さんのコマーシャルでありましたね、「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」)
このように板や構造材を用途とする「杉」と室内での飾り柱を用途とする「北山杉」では、育て方が違うのです」
という事で、北山杉はこのように無駄の出ない木なんです。
(最近では北山杉の先端部分もツリーとして販売しております)
引き続き「北山丸太・北山杉」をよろしくお願いいたします。
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