2009年の10月3日の 京都新聞に記載された記事を載せています。
野良猫の去勢・避妊を無償で実施
京都市方針
京都市は1日、来年度から野良猫の去勢・避妊手術を無償で行う方針を決めた。市内の猫の殺処分数は犬の10倍以上に上っており、去勢・避妊手術を行うことで野良猫の繁殖を防ぐ。政令指定都市では初の取り組み。
市内では野良猫の数が野良犬に比べて圧倒的に多いという。猫の殺処分数は年々減少しているものの、昨年度は1867匹と、依然として犬の159匹を大きく上回っている。
野良猫はふん害や騒音など市民生活に悪影響を及ぼすことから、市は3月に策定した「市動物愛護行動計画」で、2018年度の犬猫の殺処分数を07年度の6割に減らす目標を掲げ、具体策として無償で去勢・避妊手術を行うことにした。
野良猫の被害に遭っている自治会などに、保健所の職員が被害状況や飼い猫でないことなどを確認する。自治会などがその地域の野良猫を飼育する意思がある場合に限り、市が野良猫を回収し、市獣医師会の協力を得て、家庭動物相談所(南区)で無償手術する。
このほか市は、飼い猫を捨てないよう市民に呼び掛けるポスター(B4サイズ)を京都府警と作製。年内に市内各所に掲示する。
市生活衛生課は「猫の殺処分数を少しでも減らしたい」としている。
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野良猫トラブルなくせ 不妊・去勢手術スタート 福岡市
2009年10月2日 02:28 カテゴリー:九州 > 福岡
福岡市は1日から、住民有志がルールに基づいて世話をする「地域猫」に限り、市動物管理センターが不妊・去勢手術をする取り組みを始めた。猫トラブルを防ぐとともに、殺処分を減らすのが狙い。自治体や市民団体が費用を助成する例はあるが、市が自ら手術を行うのは九州初。全国でも珍しいという。
市内2カ所(東部、西部)の動物管理センターに相談すれば、市が猫の成育状況を確認。周辺住民の理解を得た上で、住民有志が(1)餌やり場の限定(2)食べ残しの清掃(3)ふんの処理‐などのルールを定めることを条件に、市の動物管理センターが不妊・去勢手術を行う。
市では、野良猫に関する苦情や相談が毎年千件を超え、殺処分は昨年度2650匹に上った。市は猫をめぐる住民トラブルを減らすため、飼い主のいない猫をルールを定めて地域で飼う「地域猫」活動の考え方をまとめたガイドラインを策定。今年4月には行政の対応を盛り込んだ実施計画をまとめていた。
市生活衛生課は「猫1匹当たり1万-4万円の費用がかかる不妊・去勢手術を市が行うことで、野良猫とトラブルを減らしたい」と話している。
=2009/10/02付 西日本新聞朝刊=
うちでは、こんな事がありました。
http://blog.goo.ne.jp/kyotonekorinrin/e/5b62d8d08911bd6dde3622adb694f3b7