自動車学校・・・

　今日は何年ぶりになるのだろうか・・・マニュアル車を運転する。

　結構、世の中のルールに従って生きている私は・・・当たり前なのだけれども２０年近くに渡って車の運転をしていなかった。そして今日・・・運転してみた。思いのほか出来るもんなんだなぁ、と言うのが率直な感想。まぁ、教習所もいろいろな所が変わり教官の態度、言葉遣いなんかは気持が悪いほどにサービス業になっており、やたら褒められたってのが出来ると思ってしまった主たる原因ではあるのだけれど・・・

　しかしなぁ、教官も言っていた。技術的な指導というのはほぼない。発進、停車、ギアチェンジがスムースに行えればあとは安全確認くらいしか教えない、と言うより教えられない。本当は突発的なことが起こり、本当の意味での危険回避的なことを教えなければならないのだけれど、教習日程的に無理があるのらしい。それにもましてそれを監督官庁も教習生も求めていないのだ。私のあくまでも私見ではあるのだけれど、それってどうなのかなぁと思ってしまう。今の世の中事故が起きたら保険屋に任せて、被害者なんかには会う必要もなく、事務的に事を進めてしまえば事足りる。本当に自分の近いところでいろんな事が起こらないと現実感はなく責任感も持たない。でも、まぁそんな世の中なんだよなぁ。

　誤解を恐れずに言わせて頂ければ、まともに一生懸命に生きるるって事が不必要な時代になっているのだろう・・・いろんなシステムを構築してその中にさえいれば、さしたる問題もなく不都合も感じられない。でも、本当はそれは自由なのではなく管理され生かされているだけって事に気付かない・・・やはり暗澹たる気持にならざるをえない・・・考え過ぎなのだろうか・・・因果応報って間違えなく存在すると思うし、いい事と悪い事って等分に誰にでも起こると思っている。たかが車の免許を取りに行っているだけで大袈裟かも知れないけれどいろんな意味での現代の縮図をそこに垣間見てしまったような気がする。

　でもね、だんだんと学生の数が増えており・・・それはそれ楽しい教習所通いになりそうだ。
　本日の教習・・・発進、停車。指示速度、S字、クランク、坂道発進・・・ほぼ終わってしまった。ここからのこり１０数時間・・・ひたすらはつかねずみのように仮免の為のコースを走り続けるのだそうだ・・・やはり・・・単車のほうが１０００倍くらい楽しい・・・で～も頑張ろ。