とんかつ・・・

　はたして・・・とんかつは酒のあてになりうるのか・・・

　私は間違えなくこの世の中で一番美味いものは何か？と問われればとんかつ・・・と答える。私の友達の言を借りれば・・・一緒に揚がっちまいたいくらいに好きなんである。
　しかし、こやつ、酒のあてになりうるのか？・・・と言えばなるのである。特にビールのあてなんぞには・・・う～むと思わず唸ってしまう。塩とレモンなんぞであつあつを・・・ハフハフと頂けば・・・それはまさしく夏バテなんぞをすっ飛ばす何よりのパワーの源になりえるのだ。あのサックリとした衣にレモンが香り・・・薄っぺらでもビタミンBの宝庫である豚肉にうす～く塩味がのっていれば、そりゃ～もう、あんた、なにがなんでも元気になれるでしょう。

　気の利いた、居酒屋なんぞでは串カツってな逸品も存在する。こいつの勘所は豚肉と玉葱のバランス。どっちが多くてもいけないし、全体が貧弱であってもいけない。ウスターソースをビタビタにかけて、やはりあつあつをハフハフ。ちょいと歯応えを残した玉葱がえも言われぬ甘味を伴って口中をシャクシャク、ジュワーっとなれば・・・「すんませ～ん、ビールをありったけ」ってな具合である。

　しかし、なぜいきなりこんな事を言い出したのかといえば・・・ここ２ヶ月ほどこいつを口にしていない・・・体質改善のために、あえて避けているからなのだ・・・しかし、ボチボチ・・・禁断症状はピークである・・・