最近、私が勝手に嵌っている食い物につけ麺てぇのがある。これは酒のあてと言うよりは飲んだ後に食するのに適している。スープは単純に、鶏ガラと豚のげん骨、これに野菜と大量のニンニクと生姜・・・あっそれから背脂を少々入れたのをグツグツさせずにゆ~っくりと炊いてやる。
醤油ダレと味噌ダレを作って先ほどのスープで割って、ズルズルと付けていただくだけなのであるが、これが結構にいけるのである。冷やし中華の項でも書いたようにたくさん食べられる割りに、次の日普通のラーメンを食った後のような胸焼けがすくない。
MUDさん、FLさん、なんかに非常に褒められていい気になっているのは事実なのだけれど、さらなる進化を遂げるため、今日は美味い麺を探しに行って来た。
以前より目を付けて置いた、直売所を兼ねた製麺所を尋ねてみる。むか~しに買ったことがあり気に入っていたのだけれど、去年くらいに移転してしまい、移った場所がわからずにいたところだ。それをちょいと前に偶然に見つける事ができ、今日行ってみたと言う訳なのである。
「こんちは、麺は何玉から売ってもらえますかぁ」
昔みた、人の良さそうなおばさんが、奥の工場からトコトコ出て来て、
[一玉からでも結構ですよぉ」
「そうなんだぁ、つけ麺にしたいのだけれども、太めの麺てどんなのがありますかぁ」
「そうねぇ、味噌ラーメン用の太ちぢれか、つけ麺用ですねぇ」
「ちょいと見せて貰えます」
「ええ、ええ、いいですよ、ちょっと待ってくださいね」
ちょっとの間、奥に引っ込んだおばちゃんが、パレットに入ったつけ麺用と袋に入ってる味噌用、太ちぢれとを持って出てきた。それをみた瞬間である、私には解かってしまった。ここのつけ麺用の麺は某有名店に卸しているのだけれど、そいつが出てきたのだ。
「これって、あの店のつけ麺の麺と一緒ですよね」
「ええ、そうですよ、でも最近は入っていないんですけれどもね」とおばちゃん。
と、突然、親父さんが登場してきた。
「そうなんですよ、あすこにもね、入れてたんだけれど、まぁいろいろあったさねぇ」
[お客さんじゃ、分かってくれると思うのだけれど、麺はね、小麦粉が命じゃんねぇ、うちのは国内産100%だからさ」
「あ~そうなんですかぁ、でもそれって結構大変ですよね」と私・・・
「そいつぁ、ねぇ・・・・」ここから親父さんの麺に対するこだわり、作るうえでの考え方のお話が始まった。腰掛けられるスペースがあり、「じゃ、ちょいとそっちへ、おか~さん、麺は袋に詰めてあげて」
そこからいろんな話しをしてくれたのだけれども、う~ん、さすがはプロ、専門用語が多すぎてよくわかんなくなってしまった。でも、おじさんのその冷静なんだけれども熱い語り口調に負けて聞き入ってしまったんである。
正味にして、20分程経ったので、
「じゃ、ぼちぼち、おいくらですか」
と、勘定をしようとまたまたカウンターに行くと、お品書きに、うどん玉、蕎麦ってある。無類の蕎麦好きの私は、
「すみません、この蕎麦ってなまなんですか」
って聞いてみると、おじさん、よくぞ、聞いてくれましたとばかりに・・・
「もちろん、生ですよ、日本の蕎麦の生産量ってのは13万5千トンあるんですよ、あっすみません、お客さんじゃ~ご存知ですよね」って私がいくら蕎麦好きであっても総生産量までは知らない・・・と、おじさん続けて、
「でね、その内に国内産て呼ばれる奴ぁ、2万8千トンしかない、でね、その内の9千トンは北海道の・・・なんてったかなぁ・・・」
[なんとか町」おばさんの合いの手が入る。
「そうそう、そこんところの一番がね、うちの蕎麦にゃ~入ってる。ただ、それだけじゃ~蕎麦って奴は美味くなんない、香りだし用、色づけ用、つなぎ用、そんでもって味を決める奴って4種類をつかう、それにつなぎの小麦粉、こいつを、そうさねぇ、7~8割、細かい事はね言えないんだけれども、の蕎麦粉と混ぜて、打って括る・・・」このあともやはり15分強のお蕎麦の話しを聞かせてもらった。そんなに聞いちまえば、買わなきゃ、食わない訳にゃ~いかない。
と言う訳で、今食っちまいました・・・・・美味いんですよぉ、やられた。
つけ麺の麺も負けず劣らずなんで、お楽しみに・・・モチモチなんですよ~っと。
醤油ダレと味噌ダレを作って先ほどのスープで割って、ズルズルと付けていただくだけなのであるが、これが結構にいけるのである。冷やし中華の項でも書いたようにたくさん食べられる割りに、次の日普通のラーメンを食った後のような胸焼けがすくない。
MUDさん、FLさん、なんかに非常に褒められていい気になっているのは事実なのだけれど、さらなる進化を遂げるため、今日は美味い麺を探しに行って来た。
以前より目を付けて置いた、直売所を兼ねた製麺所を尋ねてみる。むか~しに買ったことがあり気に入っていたのだけれど、去年くらいに移転してしまい、移った場所がわからずにいたところだ。それをちょいと前に偶然に見つける事ができ、今日行ってみたと言う訳なのである。
「こんちは、麺は何玉から売ってもらえますかぁ」
昔みた、人の良さそうなおばさんが、奥の工場からトコトコ出て来て、
[一玉からでも結構ですよぉ」
「そうなんだぁ、つけ麺にしたいのだけれども、太めの麺てどんなのがありますかぁ」
「そうねぇ、味噌ラーメン用の太ちぢれか、つけ麺用ですねぇ」
「ちょいと見せて貰えます」
「ええ、ええ、いいですよ、ちょっと待ってくださいね」
ちょっとの間、奥に引っ込んだおばちゃんが、パレットに入ったつけ麺用と袋に入ってる味噌用、太ちぢれとを持って出てきた。それをみた瞬間である、私には解かってしまった。ここのつけ麺用の麺は某有名店に卸しているのだけれど、そいつが出てきたのだ。
「これって、あの店のつけ麺の麺と一緒ですよね」
「ええ、そうですよ、でも最近は入っていないんですけれどもね」とおばちゃん。
と、突然、親父さんが登場してきた。
「そうなんですよ、あすこにもね、入れてたんだけれど、まぁいろいろあったさねぇ」
[お客さんじゃ、分かってくれると思うのだけれど、麺はね、小麦粉が命じゃんねぇ、うちのは国内産100%だからさ」
「あ~そうなんですかぁ、でもそれって結構大変ですよね」と私・・・
「そいつぁ、ねぇ・・・・」ここから親父さんの麺に対するこだわり、作るうえでの考え方のお話が始まった。腰掛けられるスペースがあり、「じゃ、ちょいとそっちへ、おか~さん、麺は袋に詰めてあげて」
そこからいろんな話しをしてくれたのだけれども、う~ん、さすがはプロ、専門用語が多すぎてよくわかんなくなってしまった。でも、おじさんのその冷静なんだけれども熱い語り口調に負けて聞き入ってしまったんである。
正味にして、20分程経ったので、
「じゃ、ぼちぼち、おいくらですか」
と、勘定をしようとまたまたカウンターに行くと、お品書きに、うどん玉、蕎麦ってある。無類の蕎麦好きの私は、
「すみません、この蕎麦ってなまなんですか」
って聞いてみると、おじさん、よくぞ、聞いてくれましたとばかりに・・・
「もちろん、生ですよ、日本の蕎麦の生産量ってのは13万5千トンあるんですよ、あっすみません、お客さんじゃ~ご存知ですよね」って私がいくら蕎麦好きであっても総生産量までは知らない・・・と、おじさん続けて、
「でね、その内に国内産て呼ばれる奴ぁ、2万8千トンしかない、でね、その内の9千トンは北海道の・・・なんてったかなぁ・・・」
[なんとか町」おばさんの合いの手が入る。
「そうそう、そこんところの一番がね、うちの蕎麦にゃ~入ってる。ただ、それだけじゃ~蕎麦って奴は美味くなんない、香りだし用、色づけ用、つなぎ用、そんでもって味を決める奴って4種類をつかう、それにつなぎの小麦粉、こいつを、そうさねぇ、7~8割、細かい事はね言えないんだけれども、の蕎麦粉と混ぜて、打って括る・・・」このあともやはり15分強のお蕎麦の話しを聞かせてもらった。そんなに聞いちまえば、買わなきゃ、食わない訳にゃ~いかない。
と言う訳で、今食っちまいました・・・・・美味いんですよぉ、やられた。
つけ麺の麺も負けず劣らずなんで、お楽しみに・・・モチモチなんですよ~っと。
ところで、お江戸のお家の近くに、八蔵というラーメン屋があった(2月13日に移転)のですが、そこのつけ麺の麺は、レンコン麺というやつでした。たぶんレンコンの粉かなんかが練りこんであると思うのですが、けっこうモチモチしてコシがあったように思います。ellaさんとこのあの旨い汁にも合うような気がしますです。おいしいレンコン麺探してみます。
しかし、麺は美味しゅう御座います。一般の方にも普通に一玉から売ってくれるので一度、かつさんも、FLさんもいかがでしょう。