Lady Ella

ひとり語り・・・

まだまだ続く・・・教習所ネタ・・・

2005-06-16 19:25:41 | 単車
 すべての手続きが終わり・・・免許証になった。

 絵的にはいまの免許が一番好きなんである。免許証の種類のところに、原付、普自二、大自二しか書いてない。素敵である。

 午前8時・・・そぼ降る雨の中を明かない眼をこすりこすり教習所に行く。卒検の手続きを済ませボーっとベンチにしゃがみ込み煙草に火を点ける。覚醒しない・・・珍しく缶のブラックコーヒーを飲む・・・駄目。でもね、結構な自信が湧きあがる。これが本当はやばい・・・とは言えなんとな~く無事に終了。

 そしてもの凄く面白い光景を午後から書き換えに行った免許証センターで目撃する事になる。ご承知のとおりああ言う場所では横柄な態度、やたら待たされるなんてぇ事に怒ってもしょうがない。ただ一言・・・なぜあの人達は目上の人にも敬語がつかえないのだろうか・・・「なんとかさぁーん、こっち来て」って。なんだかすごく嫌な気分になる。結構な年配の人達がそれに・・・「はいぃー」って答えている。

 で・・・面白い光景ってのはそんな嫌味な野郎共の話しではない。待たされ時間にまたまたベンチに崩れ落ちていると・・・一人の青年が目に入った。今の流行り?のようにズボンを下げて・・・うわっぱりはナイキ。でも何かが違うんだ。妙に挙動が不審で私の方すら盗み見るように窺っている。なによりおかしいのがその履き物。俗に言うつっかけなのだが、先が両方とも破けて中の綿だかスポンジがはみ出している。
 そのスタイルで彼は喫煙所前にウンコ座りをし続け煙草を吸う。そしてやはり私を盗み見る。その煙草の吸い方も一種異様で100円の電子ライターを点いているのにも関わらずカチカチとやり続ける。そして煙草に火が点くとウンコ座りのまま右手の肘を右の膝につけ弧を描くように一回づつスパッパーと音がするほどに腕を振る。
 なんだか面白くなってしまい・・・まぁ、どうせ暇なもんだから・・・彼を観察し続けていると免許証センターの従業員と思しき美しい・・・これは本当に・・・女性が歩いてきた。すると青年スックと立ち上がりスッパーと一際大きく弧を描きながら煙草を吸うと・・・
「教習所の・・・方・・・で・で・すかぁ」
「ええ、何か御用でしょうか」女性が丁寧に答える。
「免許・め・め免許取りたいんだよね」って彼。すかさず女性が・・・
「でしたらあちらの自動車学校に入校されて・・・」言い終わらぬうちに
「名・名・名前なんての?」「あなた・・・」ときた。
女性も少なからぬ異変に気付き「免許証の件で御用が御座いましたらあちらでお待ちしていますので」と言い残し逃げるようにその場を立ち去ってしまった。
「な~んだナンパしに来てるんだ」と私は軽く思っていたのだが、その後も彼を見続けていると・・・何しろ物色しているようにしか見えない。そして見れば見るほど彼の姿は異様なのだ。髪の毛は流行りの立てたように見えていたのだが、全然違う。およそ2週間は洗っていないのだろうと思われる汚れようでギラつきズボンもゴワゴワしてる。そしてあたりを窺うようにウンコ座りを始めるのだ・・・しかし、それは決して暴走族のようではなく・・・う~んなにしろ異様。

 私も私の手続きのためにその場を一時離れて・・・30分後くらいにその場に戻ってみると・・・期待通り彼はまだそこにいた。私も元の位置に座り煙草に火を点け観察を始めると・・・同じ教習所に通っていた女の子が出てきた。私を見つけると灰皿を挟んで横に座り、「まぁ~ったく手間が掛かる」と不平を言い始める。「まったくだね、まぁ、しょうがない免許にしちまえばこっちのもんよ」なんてぇ話しを始めると・・・彼がくっ付くほどに彼女の横に座ってきたのだ。
「なんとかちゃん、だよね?」と私達の会話をまったく無視して割り込んでくる。でも、まぁそのどうにいった話しっぷりは思わず・・・知り合い?と思うほどである。ただ彼女の態度を見ると視線を合わせず「ああ・・」とか「うん」とかそっけない。それにも関わらず彼は話しを止める気配がない。そんなこんなを見ていると私にもなんだか解かってきた。彼女も分からないように私の足をつっつく。
「ボチボチ、いこかぁ」と声を掛けると・・・「うんうん」「うんうん」と大きく頷く。「よっしゃ~」と言って私が立ち上がると・・・なんとその彼・・・「お・お父さんですかぁ?」と抜かしやがった。怒る気にもなれず、思わず大笑いを彼女としながら歩き始めたのは・・・言うまでもない。歩きながら彼女に聞いてみたら全っ然知らない奴だし、助かったと言ってくれた。そうなると「お父さん」と言われた事が・・・妙に腹立たしくなり・・・パンチくれときゃ~よかったかぁ・・・な~んて思ってしまいました。

 最後の最後にきて教習所とは関係のないところで面白い物に遭遇した。これで怒涛の二輪編は終わりになる。しか~し1週間後くらいに優雅な車編が始まるであろう事は想像に難くない・・・
 でもなぁ、彼の行く末は・・・心配だ・・・・・なんだったのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大型自動二輪・・・ | トップ | 運がいいのか・・・悪いのか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

単車」カテゴリの最新記事