Lady Ella

ひとり語り・・・

バイクガレージ・・・こころ・・・

2005-12-13 19:28:24 | 単車
 クールブレーカーとホットロッドカスタムショーに・・・

 オリジナルカスタムチョッパーを出品した《こころ》のともくん。このあいだ書いた嬉しいお話しってのは彼がフランスで出版され全ヨーロッパに発売されている、チョッパー雑誌『ワイルド』に紹介される事になった。その雑誌の画像が表題にあるもの。

 彼はまだ若いのだけれども、とってもセンスに溢れている。これはクールブレーカー探訪記のなかで書いたのだけれども、なんてぇ~のかなぁ、既存のね、カスタムって奴にとらわれない。一台づつの、同じハーレィなのだけれど、を見続けて施主であるお客さんの求めている物と自分の中に湧き上がってくるイメージみたいなものを増幅させて融合させる事が出来る。

これは言葉にすると簡単な事のようなのだけれども・・・すんごく大変だと思う。形がない段階から出来上がりまでを順を追って、絵コンテは勿論書くのだけれども、頭の中でどんどん膨らませる。そして・・・彼特有の独特の感性で世界中に一台しかないその人だけのハーレィに仕上げてしまうのだ。
 そんな事を言いながら、彼とお付き合いをさせて頂いて・・・3年くらいになるのかなぁ、最初の頃のね、彼の作品はやっぱりいろんなとこのいいとこ取りみたいな部分があった。それは彼が、勉強熱心であるがゆえに起こっていた事なのだと思う。それがね、どの位からかな、しっかりと自分の中にあるものが形になるようになってきんたんじゃないかなぁ。上の写真の奥にある前作の・・・うっわぁ~ゴメンなさい。また名前忘れちゃった。イタリア語で金の虎って奴によってまさしく形としてそこに存在するようになり彼自身の中でも、ある一定の満足感ての伴って自信になったからに他ならないからじゃ~ないのだろうか。

そしてそしてこの『蛇使い』によって、またまた新たなる境地ってかさぁ、新しい形を表現出来たんじゃないかな。そしてね、それがワイルドの編集者に認められてヨーロッパで紹介される・・・素ん晴らしい事だと思うんだ。
 先週、その取材があった晩にわざわざ私の所を訪ねてくれて、満面の笑みでこのお話しをしてくれた。そして基本的にはどこまでも謙虚な彼は・・・「こんな若造がね、いいんですかね」って照れていた。しかしね、私はその眼の奥にあった妖しいまでの自信の輝きを見逃しません。大事な大事な事なのです。この小さな一歩がね、明日へのジャイアントステップになるのですから・・・


 そして、いよいよ私のあけみちゃんが明日、ともくんのところに行く。帰ってくるのは・・・彼曰く・・・「暖かくなるまでに」って。いいんですよ、スナックあけみがザギンのLady Ellaになってくれればね。それに私の店で酔眼朦朧となっていた眼を見開き、しゃがみ込んで絵を書いていた、そして書き終わって、「変なこと言ってすみません。酔っているって言われても構いません。ただね、こいつぁ~ジャジャ馬だ。変な事したら堪忍せんからねって変なオーラを出してるんです」って言ってたともくんが、私ぁ~大好きなんだ。その感性により一層の磨きを掛けて、素敵なね、単車をい~っぱい創りあげて欲しい。
 という訳で、私の自慢も兼ねて出来うる限り私の単車の製作工程を紹介していきたいと思ってる。それではその稿をお楽しみに・・・

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