Lady Ella

ひとり語り・・・

食堂。

2014-10-05 04:27:49 | 酔言
 私は食堂、そう、食堂と呼ばれるものが好きである。

 厳密に食堂ってのが、なんなのかは別の機会にゆずるのであるが、とにかく好きである。

 私の街では食堂と呼ばれるものが、中華系であり・・・ラーメン屋・・・のようである。


 現場に出た時。私は食堂に行きたくなる。コンビニ・・・チェーン店には行きたくない。


 あけて一昨日の現場。昨日もそこに行ったので2日続けて同じ食堂に寄る。


 ここは、私の店の近所であり・・・すごく昔・・・開店当初から知っている。

 日常、昼ご飯を食べない私は必然・・・あまり行くことはない。


 メニューにチャンポンがあった。あとはだいたいに想像がつくラーメン類に丼、チャーハンである。

 いくでしょ。チャンポン。私はチャンポンが大好きである。


 冒険・・・当然です。


 あんかけタンメンの蒲鉾入りがくる。達成である。いいのである。こうでなくっちゃいけない。

 屋台で日本酒の銘柄を確かめるほどに・・・落ちぶれてはいない。


 閑話休題。


 現場である。仕事の内容は既報のようであり・・・愉しい。

 ただね、そこの御宅に犬がいた。私の仕事中はお施主は不在。

 吼えるの。吠える。

 犬種は・・・プードル???室内犬。さすがの私も怖くはない。


 ただ・・・吠え方が尋常ではない。疲れない???ってくらいにずーっと。

 仕事をしながらも・・・さすがに気になる。近所。


 1時間くらい仕事をする。彼???彼女???ずーっと吠え続ける。

 「うるさいっ」

 近所の御宅から怒声が響く。私が恐縮してしまう。どうにも出来ない。

 私に吠えているのかと思うと、そうでもなく・・・すべてにたいしてである。

 郵便配達。通行人。車。風・・・すべてにである。



 食堂に行く前に・・・つまり昼前・・・若い男の人が訪ねてくる。

 私は屋根の上なので最初は気付かなかった。話し声と昼のチャイムで気が付く。


 「そうでしょう・・・こりゃ苦情がはいるわよ」「ええ、役場のほうでも確認には来ないと」


 梯子を下りて・・・会話に加わる。その間も彼???彼女???は吠え続ける。

 近所のおばちゃんが事情、内情を説明してくれた。

 この犬は最近、飼われている場所が変わって敏感になっていること・・・そうは言っても近所は少し困っていること・・・


 事情はわかった。少しだけ同情はしてしまう。どちらにも・・・

 ちょうど、親方が来たので事情を説明してお施主さんの身内に来ていただく。そして預かっていただけた。



 夕方・・・お施主さんが彼・・・だったのであるが、を連れて帰ってくる。

 大変に恐縮していた。


 私は少しだけ・・・キリのいいとこまで仕事を続けて・・・仕舞い・・・帰りの挨拶をする。


 当然・・・彼は・・・また吠えた。お施主さん少しの怒気を含んで・・・たしなめる。


 「ビーン、静かにしなさい」

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