第８８回全国高校野球選手権大会

　素晴らしい２日間であった。これだけの数の球を投げた、日程的な賛否などいろんな話は出て来るのだろう。でもね、両校野球部の選手の顔にそんな事は微塵も見られなかった。

　象徴的に最後の対決は斉藤投手と打者田中君で決着した。アウトコース・・・低めを狙ってちょいと高く入ったストレート。斉藤投手は最後まで投手の基本を守り続けていた。勿論、投手としての田中君もレベルは非常に高かった。でも現時点での真っ直ぐの質、投手の基本ってとこでは斉藤君が１枚上だったのかなぁ・・・

　決して今大会を全部見ていた訳ではない。ここ何年かはどうしても打てるチームでなければ勝てない高校野球に飽きていた。確かに試合としては何本かのホームランが出たり、結果８－７みたいな試合は面白い。だからこそね、昨日の試合には痺れた。ぜ～んぶ見ていたミヤちゃんが、「もういいよ、どっちも凄いよ」って最後には涙目になりそうになりながら見てたってのも納得出来る。紛れもない野球がね、そこにはあったのだから。

　試合の論評なんかは新聞テレビに任せる。ただ本当にいいものを見せてもらった。ここの所夜はバレーを夜中に水泳をいろんなスポーツを見せてもらっている。どれもこれも感動する。どのようなスポーツでもやっている者は真剣で周りは関係ない。そこにいた者だけが感じられる特異な特殊な空間が存在していると私は思っている。そしてそれを、その行為を見せて頂いてなにがしかを感じ取りたいと切に願ってもいる。

　はぁぁぁ・・・しっかしミーちゃんでハーちゃんな私はやはりサブタイトルに弱い。今回の斉藤君にも『灼熱の貴公子』とかつくんだろうなぁ。そんなのがね、ものすごく私の何かを刺激して、それ以上の何かを想像させてくれる。
　そして夜になると・・・なんだっけなぁ、空飛ぶポニーテール・・・『荒木絵里香』とか早熟の天才『木村沙織』とか大砲大山・・・かおる姫、菅山かおるなんてぇ～のが登場する。

　そんな感動の・・・まぁ、昨夜は高校野球、早実ＶＳ駒大苫小牧に席巻されてしまったのだけれど・・・『浪速乃弁慶』亀田大毅くんがインドネシア王者のウィド・パエスに豪快なＫＯ勝ちを納めている。常にスポーツをする者はその取り巻く環境に、ましてプロでもない高校球児でさえも、巻き込まれてしまう。いっくらエンターティメントで興行で、もっと言えば商売だからって言っても、今、そこで行われた事に、そこに行き着くまでの努力に、嘘はないと思っている。

　これからもね、たくさんそんな瞬間に触れていたい。スポーツをする全ての人・・・にね、ありがとう。本日はその代表の早実と駒大苫小牧の選手全員にお礼を言っておこう。

　そうそう、ヤフーでこの試合の検索をしていたら面白いブログを見つけた。その名も『小鹿注意報』ここにもレスラー・グレート小鹿さんが見たこの試合の感想が書いてあった。よろしかったら・・・