私がまだ小学生だった頃、毎日帰り道は近道を探していた。少し大人になってからはその道すべてが遠回りだった事に気付かされるのだけれども・・・その時かならず歩きたくなるのが川の横、なにがしたいのではなくつらつらと水面をそのへんに生えている葦のきれっぱしで叩きながら。たまに小魚でもみつけたりゲンゴロウがいたりすると我を忘れて半ズボンまで濡らしながら追いかけまわす。そしてかならず、かあちゃんにぶん殴られる。それでも毎日川の横を歩いていたような気がする。たまにそれでも飽き足らずチャリンコ飛ばしてもっと広い川原にいく。いまのようなコンクリだらけのおおきな側溝ようなものではなく本物の川原だ。父親の威厳にもにた荒れ狂う濁流・・・それに対する畏怖と憧憬。よく思い出せばそれも子煩悩な親父のような流れでしかなかったのだろうけれど・・・な~んて書いてみたけどたいした事ではないのです。その癖がいまでも抜けず原付であるのをいい事にいまだに土手を走るのが好きなんです。よく通る土手は街のなかを流れるどぶのような川の横なんですけどそのどぶ川には鯉がいる。それもかなり巨大なやつ、私なんかいつか釣ってやろうと虎視眈々なのですが、横を歩く小学生は見向きもしない。な~んか淋しいような・・・まっこれも時代の流れかと気を取り直してうらうらと走り出すと喫茶店を発見、前から見えていたにはいたのですがな~んか入りづらい雰囲気、螺旋階段が3階まで続いていてどこが店なのか、住居なのか分からないんです。それでも今日思い切って2階の扉に手を掛けるとなかからは楽しそうな笑い声。ガチャリと音がして開くと思った扉には鍵が掛かっておりました。すごすごと階段を下りてくると土手に腰掛けていたじいさんがニヤリ・・・なんか罰が悪い。明日もう一回チャレンジだ。
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学校帰りに遊んだな…
メダカとかが居てさぁ~
懐かしいなぁ…
違う意味で懐かしい《マーチ》でボイジャーとかCRVとかコスモアルファーとか…のんびり!でもどこか真剣に打ちたいです(*^_^*)
感性が《ゆたか》なのだにゃ~
ネコ好きだし←これは関係ないか(笑)