ボクシング・・・

　う～ん・・・試合だけを観るとスリリングで面白かった。チャンピオン・・・前チャンピオンかぁ、は、やはり老獪でボクシングが巧い。亀田選手は・・・やっぱり若いなぁ。

　ほ～んと試合のみの感想ってか私なりのジャッジメントを出させて貰えるのならば、う～ん・・・とりようなのだが、１～２ポイント亀田選手が負けていたのかも知れない。と言うのも、今回も採用されていたのだろう、私もこの観点に立ってジャッジしてみたこの規定が良く解らない、義務ではないラウンドマスト方式。これがね、やっぱり曲者なんじゃ～ないかなぁ。以下に採点基準を列挙してみる。

①　クリーンヒットの数
②　有効打の数
③　ディフェンス
④　ペースを握っていたのかどうか

　これをこの番号の優先順位で採点していくのだと言う。そして各ラウンドさほどの差がなくても１０－１０にはせずにどちらかに優勢をつけなければならない。のだそうだ。しかしそれは義務ではないとも書いてある。

　う～ん・・・確実にポイントが動いていたのは１，１１，１２ラウンドのみ。後はジャッジの取り方によりどちらにでも取れるんじゃ～ないかなぁ。亀田選手も言っていたようにジャッジの好きなボクシングスタイルによってかなり左右されてしまう。採点基準にもある、クリーヒットと有効打の違いなんかね、手数に勝っていた前チャンピオンのパンチを当たっていたからクリーヒットと取るのか、それに合わせた・・・私にはこれの方をクリーンヒットと取りたい・・・亀田選手のカウンター気味のパンチをクリーンヒットと取るのかでかなり印象は変わってしまうように思う。
　私は先程も書いた通り、１～２ポイント前チャンピオンが勝っていたように思う。しかし、それは結果を知ってしまい、まして現在の情報も加味した上での事だ。なんにせよ、試合だけを見れば非常にクロスしたものだったのは間違えない。前チャンピオンもプロのボクサーである以上アウェーでやるリスクは十分に承知していたはずだ。そう考えると何回も言わせて頂くが問題点はズレてしまっているように思う。
　考えてもみて欲しい、上記のようなリスクを犯してまで、何故に前チャンピオンは日本で試合をしたのだろうか？？？そして間違えなくそれを利用したのであれば、それは主催者であり、日本のボクシング界であったのではないだろうか？？？その責任までも亀田選手に押し付けてしまうのは・・・私にはやっぱり理解出来ない。

　う～ん・・・この事については今夜にでも代表の都合が合えば会って話しをしてみたい。ただなぁ・・・私はね、自分の理解も超えてしまったような判官贔屓なんだよなぁ・・・冷静になろ。