ムチウチ症

　私は今年交通事故に遇い、ムチウチという有難くない物とのお付き合いが始まった。症状としては右手、右足の痺れなどなのだけれども、まぁ俗に言う違和感ってやつが具合が悪い。
　経年変化による、骨共の劣化と相まって非常に調子が悪く、起きぬけのここのところの日課が、全身、特に右半身をくまなく動かす事から一日を始めるようになった。最近は寒さとの闘いになっていて冷えるというのが非常に怖くなった。
　そんなこんなで病院にいく機会が多くなり、それに伴う検査ってのが、結構面白い。嫌な人は嫌なんだろうけど、私はそれも「まぁ経験の一つだ」っくらいに思ってやってもらう。
　そして今日、ＭＲＩってのをやった。最初は閉所恐怖症気味の私は「うあぁ・・・出れなくなったら困るじゃん」なんて思っていたのだが、「でもちょっと、トータルリコール」なんて考えてる間に熟睡してしまった。
　そして、まぁ結果は頚椎のかるーい損傷みたいな話しだったんだけれども、このお医者が面白かった、見た目はどうやってもすし屋の大将。ちと、語りもべらんめぇ、いろいろな説明のあと「握力測ってみてよ」って言うのでひさびさに測ってみたら、右手２３キロ、この時点でこのせんせ、「なんだこりゃ、なさすぎだぜ」って今度は左手、６５キロ、「うぉ、すげーのが出た」だって、な～んかこの先生のキャラクターとあいまって思わず笑ってしまった。「笑ってる場合じゃないよ、こりゃ、ちょっとひでぇや」って、でもね、私はそんな事は知っていた。酒瓶のキャップが開かないんだもん、たまに。
　まぁやっちまったことは、しょうがない。どこまで戻るか、自分との勝負ですな。
　ご同病で強い片頭痛がある方のお話しを聞くと、ほんとに辛そう、私もいつ出るかちょいと心配なんだけれど、まぁ気長にゆっくりとお付き合いしていこう、な～んて思っています。