富士宮やきそば。

　私はやきそばが大好きである。あの何とも言えない安っぽさ、祭りの屋台で食ったような・・・うん、また子供騙しになってるかな、とは言え美味い物は美味い、好きなものは好きなんである。
　私の住む所では北に行くほど油ギトギト、ソースたっぷり、南に行くと近いせいか、今流行のかったーい四角い富士宮風になる。どちらも美味い。まだ、私は食したことがないのだが、南部の役場の前、通称こばやきと呼ばれているやきそばは絶品だとも聞く。
　怠惰な私はやきそばのためにそこまで行く手間と努力を惜しんでいるので・・・う～ん近々。
　街の中心にあったギトギトドロドロ系の雄、白露州は店を閉めてしまった。先代がなくなり息子さんがやっていたのだが、本業？が忙しくなり閉めてしまったと聞く。平日の昼間、１１時４０分頃、店に入りビールと餃子(これも美味かった）を頼み、勤め人が来る寸前１２時２分前くらいに２本目のビールとやきそばを頼む。周囲の羨望と蔑みの視線を一身に受けて食べるやきそばとビールの美味い事、私の密かな楽しみのひとつだった、う～ん惜しい場所を失った。
　てな訳で最近は専ら、蒸し麺の富士宮やきそばを買ってきて自分で作って食す。その作り方のなかで一つだけ、結構に堅く、それが美味さの一つになっているのだが、肉を炒め、野菜、とくに大量のもやしを入れて２～３回鍋を振り油を全体にまわしたら、日本酒を５０ccくらい振り掛け、その上に麺をのせる。そして蓋をして３０秒ほど蒸す、そして後は濃い目の味付けで仕上げる。
　そ～するとあ～ら不思議、その辺のお店屋さんで出てくるのより美味かったりする。これにはビール、薄手のグラスでゴキュッゴキュッと・・・ね。