Lady Ella

ひとり語り・・・

平日の昼。

2004-12-16 06:41:25 | 釣り
 市内の川とも言えない川で、名前も知らない小さな川で、親父が二人、釣りをしていた。3メートルくらいの川幅のこっちとあっちに陣取って、何が釣れるか知らないけれど、淵に玉浮子を浮かべていた。
 釣れたか釣れるか知らないけれど、缶のビールが宙に舞い、長閑な時間が流れてゆく、日常のなかの非日常的な風景がそこには存在して、私は佇み口をポカンと開けて、ただただ親父を凝視する。
 「ふーっ」溜め息までが聞こえてくるようだ。しかし二人は一言も発せず、たまにビールとあてが宙を飛び交い、それも阿と吽の呼吸なのか、言葉は交わされない。
 突然、一人の親父が私に気が付いた、思わずペコリと会釈する。ニーッと歯茎を見せながら親父がわらった。それでも親父の目は私を拒絶する。そうそうに立ち去る。ただもう一度・・・・・
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5 コメント

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その背中は… (しの)
2004-12-16 18:29:39
釣りを楽しんでいるのか…過ぎてしまった日々を懐古しているのか…男たちから《意欲》を失わせたものは何だったのだろうか…

などと勝手に小説を書いてみる篠原の巻き
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そうそう、 (ella)
2004-12-16 19:12:45
そうなんです。私も口開けてポカンと眺めながらそんな事かんがえていたら・・・ニーッですわ。その視線の誘う事誘う事、「こっちにこ~い、こっちにこ~い」って。そして頭下げたら「ふん、そっち側か」でした。
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今はまだ… (しの)
2004-12-16 21:26:27
こっち側で…リタイアする時に生活の不安がなければ、限りなくだらしない怠惰な生活をしてみたい(でも自分の中で一定のルールを持ってね)まぁ今も他人から見たら今も《だらしない生活》なのかもしれんけど…

ふと思った…

釣りしている男達は、もしかしたら凄く贅沢な毎日なのかも!

ビールも飲めるし・釣りをしていても生活出来ている訳だから…
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ごめん (しの)
2004-12-16 21:28:26
くどい文になったみたいだにゃ~
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くどくないですよ。 (ella)
2004-12-17 04:50:19
贅沢の観念がどこにあるかですね。粗衣粗食であっても釣りが出来てビールを昼間から飲める、と。
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