夕暮れの・・・

　わが街・・・中心街を歩く・・・

　ちょいとした時間があったので、カメさんと街の中心街を歩く。もう少し暗くなってしまうと本当に寂しくなってしまうのだが・・・薄暮のなか、人の雑踏を見ると、まだまだ捨てたもんじゃ～ない。いい街なのだ。
　小さい路地のような所には出撃態勢を整えた・・・この世の物かと言う・・・いやいや失礼・・・おばさまが爛爛と目を輝かせながら獲物を狙っている。その横をつい最近まで現役だったと言うラーメン屋のじいさんが車椅子でパトロールする・・・居酒屋のおっさんは開店までのわずかな時間を息子とのストリートサッカーにあて・・・スカートをヒラヒラさせた高校生が駆け抜ける。

　いい街だ・・・夕暮れ時は夢が見られる。端境・・・素敵である。日常と非日常の一瞬の交錯が太陽の力によって描きだされ、月の魔力に飲み込まれる・・・
　１０年ぶりくらいに飲んだ・・・ウィンナーコーヒーのように甘くほろ苦く・・・冷たく・・・温かだった・・・ま～た行こう・・・っと。