馬跳び・・・

　今は絶対にやっちゃ～いけない遊びなんだろうなぁ・・・

　壁を背にして立ってる奴の股座に頭を突っ込んで、それから後ろはその股座に連なって行く。攻撃側は勢いをつけその最後尾の奴を馬跳びで飛び越えてその前にいる馬の延髄目掛けて骨盤を叩きつける。バランスを崩して馬から落ちれば攻守交替。馬が耐え切れずに潰れてしまえばまたまた攻め続ける。全員が馬の上に乗っかって馬もその重みに耐えられれば先頭と壁を背にした奴のジャンケンポン。

　面白いんだ。いまやったらそれこそ皆大騒ぎ。それに見ている大人が黙っちゃいない。確かに危な過ぎるんだ。でもね、やってた頃にはそれなりに禁じ手があった。子供なりに自己防衛をしていたんだ。それでも骨を折る奴ぁ～何人かいた。それもまた良しだったんだろう。
　やりてぇ～なぁ、馬跳び。妙にケツが尖がって突き刺さるような奴がいた。ズドンと乗れば重い奴もいた・・・ズルもあったあれもした。やりてぇ～なぁ。でもいまやったら間違えなくムチウチだな。子供のいろんな意味での軽さだけに許された特権かな。