いよいよリハビリ卒業の最終試験の日がやって
来ました。出来ることはやり準備も万端。
まずはカーフレイズ片足で30回ずつ。きっちり
こなしました。続いて昇降台40cmの上り下り
20回ずつ。思ったより高さがありましたがなんとか
クリア。これで終わった!と思ったのもつかの間、
理学療法士の人が
「なんかあっさりクリアされてつまらないな」
「え?」
「確か50cmの昇降台があったはず」
「日常で50cmの高さを昇り降りすること
あります?」
「田舎にいくと玄関の段差が凄く高くてそれくらい
無い?」
「いや確かに田舎の玄関は凄く高いですけど…」
「後はバスの降り口が凄く高いこととか…」
「分かりましたよ。やりますよ」
さて50cm。この高さになると、もはや上るだけで
足を思い切り上げないといけない。それでも確実に
ゆっくりしっかりやりました。なんとかクリア。
これには理学療法士の人も両手を挙げて
「白旗。降参だよ。リハビリはこれで終わり。
最後に歩く姿だけ見せて」
私は軽く廊下を歩きました
「うん、もうどっちの足を骨折したのか分からない
レベルだね」
リハビリを初めて約5ヶ月。ようやく終わりました。
さて肝心の骨の方ですがちょうど骨折して1年で
骨が完全にくっついているのを確認しました。
問題はここからで本来なら骨が治ったのだから
固定のために入れた金属を抜く手術を再度する
のですが…気づけば世の中はコロナ禍真っ只中。
とても手術出来る状態ではないと言われ、おさまる
まで様子見ということになりました。が、みなさん
ご存知のように今もおさまったわけではありません。
結局足の金属は入れたままになっています。別に
それでも問題は無いらしいです。主治医いわく世界
でも治ったら抜くのは日本だけらしいです。何故
他国は抜かないのか?理由は単純でお金が凄くかかる
からです。入れる時は治すためなので仕方ないですが、
抜くのにまた大金を使うつもりはない。というのが
世界の常識らしいです。日本の医療制度に感謝
ですね。
さて最終回の予定でしたがこの骨折で色々なことを
学んだのでそれを明日書こうと思います。もう少し
お付き合いを。