私には従兄弟が2人いてそれぞれ2人ずつ子供が
いるので合計4人従兄弟の子供がいる。昨年会った
時だったが4人の中で一番年下の小学2年生の子が
スマホでひたすらパズルゲームをしていた。
ツムツム?というのだろうか。同じ絵柄のキャラを
なぞって消していくゲームだ。凄い速さでどんどん
消していくので私はただただ唖然として見ていた。
「なんでそんなに速く出来るの?」と聞くと逆に
なんで出来ないの?的なことを言われて苦笑する
しかなかった。そして思い出したことがあった。
私が高校生ぐらいの頃に祖母の家でTVゲームを
していた。祖母が来て私の近くでその様子をしばらく
眺めていたが、最後に「なにやってるか全然分からん」
と言って去っていった。当時の私はこれだから年寄りは…
と思っていたが、まだ41の自分が今度は当時の祖母の
立場になったわけである。小学2年生の高速パズルゲーム
プレイを見て「なにやってるか全然分からん…」と
なったわけだ。歳を取るのは怖いなあと心底思った。
子供の頃はTVゲームは1日30分とよく親に言われて
30分じゃ何も出来ない。そう思ったものだ。今だったら
30分もプレイする前に疲れ切って自主的にやめるだろう。
近年、特に40を過ぎてから、歳を取ったなあと思うことが
本当に増えた。でも40代はまだまだこれから。なので
今後増々そういうことが増えていくのだと思う。
スマホのゲームに熱中している小学2年生が私には
かつての自分に重なって輝いて見えた。私も小学
2年生の時はTVゲームにあれほど熱中していたのに。
過ぎた日々は二度と戻らない。そして思い出を振り
返った後に現状を見ればガックリすることばかりだ。
でも人生とはそういうものなのだろう。…たぶん。