風邪のウイルスを退治する薬は存在しないと
いうのを知っているだろうか?抗生物質が効く
と思っている人は勘違いしている。抗生物質は
細菌に効くのであってウイルスには効かない。
そう、細菌とウイルスは全く違うものなのだ。
そもそも風邪のウイルスは現状分かっている
だけで200種以上存在する。鍼灸院の先生曰く
「それだけ膨大な数のウイルスに効く薬を
作ることが出来たらノーベル賞間違いなし」と。
風邪と言われても具体的にそれだけ数がある中の
どれに感染しているかすら特定は出来ないのだ。
血液検査とかしても当然分からない。
そうなると風邪の時に医者が出す薬は何か?
あれらは風邪の時に出る症状を緩和させるものだ。
例えば咳を沈める。熱を下げる。くしゃみや鼻水を
おさせる。頭痛を無くす等。どれも風邪の症状を緩和
するものであり繰り返すが風邪のウイルスを退治する
薬ではない。何故ならそんな薬は存在しないからだ。
市販薬の風邪薬の説明書きを見て欲しい。風邪の
諸症状の緩和。と書いてあるはずだ。風邪を治す
薬とは一言も書いてないはずだし出来ないので
書けないのだ。
ところが風邪はいつかは治る。ウイルスを退治する
薬は無いのに何故か?答えは簡単でウイルスは
身体の免疫細胞によって退治されるからである。
診察して薬をもらったから安心と思ってるあなた。
残念ながら上記の通り風邪のウイルスを退治する薬
は存在しない。結局は身体の免疫細胞の働きによって
治るのである。
身体には200種類以上ある風邪の、どのウイルスが
入ってこようが的確に退治する機能が備わって
いるのだ。だから不健康な生活をしたりして身体
の免疫機能を落とすようなことはしてはいけない。
身体の免疫機能が落ちれば風邪のウイルスを退治
出来ずに最悪命を落とすこともあるのだから。
以前も書いたがウイルスは体温が上がると力が衰える。
逆に免疫細胞は体温が上がると力を増す。何故風邪を
ひくと体温が上がるのか?これで分かったと思う。
つまり上がった体温が薬を飲まなくても下がった時は
ウイルスが免疫細胞によって退治された証拠なのだ。
勘違いしないで欲しいが病院に行く意味が無いとは
一切言ってない。もしかすると診察の結果、風邪以外
の違う病気と判明する可能性もあるので。なので
辛かったらちゃんと病院で診察はしてもらいましょう。