今日1月19日、仕事場の駐車場脇、植木にPentax M 135mmレンズを向けてみました。 (ボディ:Canon EOS5D(初代))
ISO100 f5.6 1/250 JPEG 手持ち撮影
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雨雲?雪雲?のような真っ黒な雲もあるのですが、空全体はキラキラまぶしいほどの陽射しの晴天です。でも、風が冷たく、だんだん強くなってきているよう。
「屋外で立っているのも大変だよねえ」とレンズを向けて撮影したのですが、日中の強い日差しの中で、Canon EOS5Dの背面液晶では今撮った写真がどんな様子なのか・・・・見えません(^-^;)。
なので、とりあえず撮影しておいて、帰宅後にPCにデータを移して、ディスプレイで見てみる・・・のが「常」です。
でも、この不便さが、なんか以前のフィルムカメラ時代の「現像とプリントが出来上がってくるまで自分の撮影した写真を見ることが出来ない」という不便さに通じていて、個人的に <あとでPCディスプレイで見るまでは、どんな写真になっているかわからない>というのが面白かったりしています。
・・・で、出来上がった写真をディスプレイで見て・・・
うーん、なんか独特! ちょっと雰囲気が・・・ やっぱり馴染みのない、新鮮な感じがします。
これが PentaxMレンズ(1970年代のオールドレンズ)によるものなのか? それとも、Canon EOS5D(初代)のカメラ内部でのJPEG映像出力によるものなのか?
今のところ、まだ撮影枚数が少ないのでよくわかりません。・・・が、ペンタックスレンズとCanon EOS5D(初代)の組み合わせに、なにか個人的に惹かれるものがあって、28mm 55mm 135mm とペンタックスの単焦点レンズを組み合わせて、ここ最近、集中的に<練習>しているところです。
そして、Canon EOS5D(初代)は最近の高画素デジタル一眼とは違って、少ない画素数のカメラなのですが、上のノートリミング写真の真ん中あたりを、トリミングしたものが下の写真・・・ 何かよくわかりませんが、写りがとてもいいように感じてしまいます。(単に個人的好みにあっている、ということなのかもしれませんが・・・)
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<微妙な色合い>については、ホワイトバランス設定で変化してくると思うのですが、それでも2005年登場のCanon EOS5D(初代)がボディ内で生成する1枚の写真全体の色合い、雰囲気というのが、その後の一眼レフカメラとはなんとなく違っているような気がします。
これは想像ですが、その後のデジタル一眼レフカメラの時代になって、デジタル写真としてユーザーが要求し、メーカーが目指すことになる写真の色合いと、どこか微妙に異なるような気がする理由は・・・・
2005年当時殆どの写真がフィルムカメラで撮影され、現像され、プリントされている時代ですから、新規のデジタル一眼レフカメラの特徴を大上段で主張したカメラを提供することよりも、今までのフィルムユーザーに対して、「なんだデジタルでも普通のフィルムのように撮影できるじゃないか」というCanon EOS5D(初代)のポテンシャルをアピールすることは大事だったのではないかと思うのです。
仮にそうだとすると、Canon EOS5D(初代)のボディ内から生成されるJPEG写真は、<フィルム、現像、プリント>とのギャップの小さい写真で、なおかつ<デジタルらしさ、デジタルのメリットを十分主張する>事のできる写真が、強く意識されたのではないかなと個人的に思ってしまいます。
そうならば、今手元のSony NEX-5RやPentaxK-30,K-5、EOS40Dなどで今まで撮影してきた写真とは、なにか全体的に様子が違ってきたとしても、なんとなく理由は納得できるような気がします。
・・・もっとも比較するデジタルカメラがいずれも、結構古い機種ですが・・・(^-^;)、それでも2005年、2010年 あたりで一気にデジタルカメラ、デジタル処理されたJPEG写真、がユーザーに普及し、一般化し、フィルム時代の現像、プリントされた写真を比較対象に意識して、画像処理エンジンを設計しなくてもいい時代に移行していった、ということかもしれません。
実際、デジタル一眼レフカメラのその後、(フィルム時代はISO100、もしくはISO400、増感現像でISO800あたりだったのに対し)暗部での撮影ポテンシャルを向上させるために、常用ISO感度は、800>1600>3200>6400とどんどん大きな値になっていきますし、「高感度対応カメラ」としてそれぞれのメーカーで、極めて高いISO値を装備したカメラが登場することになります。
(夜景や、ホタルの飛ぶ様子が撮影できるα7Sとか・・・)
もうこうなると「比較対象のフィルム・プリント」はどこかへ行ってしまって、<<デジタルでの、ポテンシャルの探求、デジタル高画質の追求>>だけに専念した設計から、2015年、2020年とデジタル一眼レフカメラは進化してきていると思います。
だとすると・・・・ 上の2005年登場のCanon EOS5D(初代)で撮影した写真に関して、デジタル写真が一般化し、デジタル液晶画面で写真を見ることが一般化している2022年に、もしかするとCanon EOS5D(初代)のJPEG写真は「オールド写真のテイスト」を見せてくれるのかもしれません。
またCanon EOS5Dで撮影したあと部屋に戻ってPCディスプレイで写真を見た時、「 なんか立体感、空気感があるよなあ、5Dの写真は 」という印象も持っています。
今のところ、Canon EOS5D使いこなし練習で利用しているのが、1970年代のPentax Mシリーズ単焦点レンズばかりなので、5Dで撮影したとはいえ、その写真の写り具合については、レンズの性質の影響も大きいかもしれません。
(Pentaxレンズ使用理由:安価に入手できること。やわかな背景ボケが大好物であること。クラシカルなレンズデザインで絞りリングを操作して絞り値を設定できること。)
絞りリングを開き気味に設定して、Canon EOS5D(背面液晶、ライブビュー拡大表示なし! ピント合わせピーキング表示機能なし!)のファインダーを覗いて、レンズのピントリングを回し、ていねいにターゲットにピントを合わせると・・・その前後のアウトフォーカス部分の柔らかいボケとの対比で、合焦した部分がグググッと浮かび上がってきて、二次平面ながも立体感が出てくるのかなあと・・・想像はしています。 ただ本当のところどういう理由かわかりません。 でもなんとなくCanon EOS5Dで撮影した写真には、ちょっと驚くほどの立体感を感じることの出来る写真があるのを何度も経験しています。
ここ最近Canon EOS5D(初代)を入手して、集中して練習しているのですが、時々出来上がった写真を見て「あれ?」「お!」「 おお!」と思うことが多くて、なんかとてもおもしろく、楽しいです、はい。(^-^)
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( Canon EOS5D(初代)と 1970年代のPentax M 135mm )
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