今日2月6日、二台目のオーディオインターフェイス、EDIROL UA-3FXが届きました。
15年以上使ってきている新品購入EDIROL UA-3FXをクリーニングしてたところでしたので、工具類も手元に出したままでしたから、すぐ二台目もクリーニングすることが出来ました。
PCへUSB接続し、第一入力にダイナミック・マイクを差し、また第二入力へスマホの音楽を入力し動作確認も行いました。
入力音量調整のフェーダーに少しだけガリがあって、ジャリジャリとノイズが出ていたので、フェーダー基部をエアブラシや綿棒でクリーニングしたところ、フェーダー操作で発生していたノイズが収まりました。
これで、この二台目EDIROL UA-3FXも、連日の在宅テレワーク・ライブ配信ですぐ使うことが出来る事になりました。
◯ クリーニングUP完了 二台目UA-3FX 2021.02.07
週末の土曜日の夜、届いたばかりの二台目オーディオインターフェイスを相手に、内部基盤のホコリ取り、各種端末磨き、ボディ全体のアルコール綿棒磨きと、家具用ワックスでの仕上げ磨き・・、ツマミに白色塗装などを加えて、仕上がりました。
底面の足がすべて取れていたので、少し硬めのスポンジを両面テープで貼り付けて整備完了です。上の写真の右側、少し背の高い方が、今回届いた(けっこうくたびれた様子だった)EDIROL UA-3FXです。
(まだ経年で汚れた状態ですでに動作チェックで、不具合のないことは確認済み)
◯ 特徴的なオーディオインターフェイス EDIROL UA-3FX 2021.02.07
今回二台目も入手し、個人的にはすっかりお気に入りのツールであるEDIROL UA-3FXですが、2021年にもなった最近の状況ではこのインターフェイスはもしかすると敬遠されることになる特徴的な機器かもしれないと思うので、少しメモしておきます。
◯ダイナミック・マイク標準プラグモノラル入力
(キャノンケーブル、ピン3本電源供給必要のコンデンサーマイク不可)
この写真に見られるように、機器の正面左に大きな穴があって、ここへ6.3mmサイズ=標準サイズのフォンプラグを差し込んで、それを1つ目の入力となります。
この機器の背面には3.5mmサイズのプラグを挿す穴があって、そちらにはイヤホンのプラグと同じ小さい・小型のプラグを挿すことが出来るようになっています。こちらが2つ目の入力となります。
どちらも本体左側のスライド式フェーダーで音量を調節することになる、第一音声入力となります。手前の6.3mmにダイナミックマイクを挿すか、もしくは、背面の3.5mmジャックに電源供給で動作するコンデンサーマイクを挿すか、どちらかを選択することで、第一入力フェーダーで音量調節可能な音声入力が実現します。
・・・ということは、ピンが3本ある、いわゆるキャノンコネクタと呼ばれるタイプのコンデンサーマイク端子は、このEDIROL UA-3FXというオーディオインターフェイスでは< 使用不可能 >ということになります。
小型軽量、USBバスパワー電源で駆動するコンパクトインターフェイスとしては、コンデンサーマイクに関しては小型のピンマイクのタイプのものを使用するのを前提として設計されているといえそうです。
そして、この正面の6.3mmジャックも、背面の3.5mmジャックも、本体の印刷にあるように<ギター>か<マイク>用なので、 モノラル音声 を扱う仕様になっています。
では、ステレオ音声はどうなっているのかというと、本体背面にRCAピン・ジャックが用意されていて、 INPUT側にR,L OUTPUT側にR,L と、4つの差込口が用意されています。
ここの入力用RCAジャックに、スマホやMP3プレイヤーからのステレオ音声をRCAピンで二本差し込むことによって、EDIROL UA-3FXインターフェイスにステレオ音声を入力することが可能になります。
この第二音声入力は、本体上の右側のスライド式フェーダーで音量調整をすることになります。
したがって、普通のオーディオ・ミキサーの表現でいうと、このEDIROL UA-3FXは、モノラルが 1つ、 ステレオで 右が1つ、 左が1つ と合計入力の音は 3つ となりますので、3チャンネルミキサー&オーディオ・インターフェイスと呼ぶのが一番正しい表現になります。
ちなみに我が家での在宅テレワーク、ライブ配信では、マイク音声を第一入力(左のフェーダー調整)、 その他必要な情報関連音声を第二入力(右のフェーダー調整)に入力して配信しています。
そして複数の関連情報音声の機器に変更する場合は、一本のステレオケーブルを(左フェーダ音量OFF状態で)、それぞれの機器に抜いたり、差したりして使い分けしていました。
( 例・スマホに保存されている音声、 タブレットに保存されている音声、 すぐ隣のノートPCに保存されている音声・・・という具合に )
<< アナログ・ミキサー YAMAHA MG10/2 のメイン・ステレオ出力を、このインターフェイスEDIROL UA-3FXの背面RCAステレオ端子に入力し、このUA-3FXでデジタル変換された信号をUSB接続でLIVE配信PCへ入力するという形で、我が家では利用しています>>
この差し替えの手間と、差し替え時間は、それほど大したものではないのですが、なめらかでスムーズなライブ配信を実現させようとすると、ちょっとだけ問題となります。
そこで、すべての音源機器を一台のミキサーに接続して、配信前準備を完了しておいて、ライブ配信途中ではそれぞれ必要とする音声を接続してあるチャンネルのボリュームを上げ下げするだけでOKとなるように、アナログミキサーをひとつ追加で用意することにしたのでした。
そしてもし今後、ピンが3本あるコンデンサーマイクの使用が必要になったとき、ここまでの環境では挿して使うことが出来なかったEDIROL UA-3FXにかわり、ファンタム電源供給機能装備のミキサー YAMAHA MG10/2に、いわゆるキャノンケーブルをさして使用することが自由自在となったということになります。
(ただ、スタジオではなく普通の自宅の部屋で単一指向性・ダイナミック・マイクを使用しています。今後も広い範囲に対して高感度のコンデンサーマイクを使用する場面はありそうにないと思います。ただ、個人的興味で、使ってみたいコンデンサーマイクが現れたら、そのときにはYAMAHAのミキサーに直接接続して使用可能なので、今後もずっとコンデンサーマイクを使用することはない、とは断言できないなあと思っています )
◯2月8日月曜日 在宅テレワークで実稼働のUA-3FX 2021.02.08
新しく届いていた10chミキサーと、二台目UA-3FXの組み合わせで、実際に8日の仕事で実務初稼働となりました。先の週末に、ゲイン、チャンネルボリューム、メインボリューム、インターフェイス上のボリュームと、その全体の操作でもっともノイズの小さい(であろうと思われる)設定ポイントをある程度検討をつけることが出来るようになりました。
今日の実稼働では、その各種つまみ設定で実行したのですが、いつもどおりの最終的なバランスでライブ配信の音声を送信することが出来ました。( あとで記録保存ファイルを再生して確認しました )
ともあれ、新しい(中古ですが)機材ふたつを組み合わせた運用で、ひとまずうまく扱うことが出来たのは何よりでした。(^-^)
◯意外に豊富なオーディオ・エフェクト機能 2021.02.00
本体 EDIROL UA-3FXに刻印してある表記をメモすると
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Mode1 Mastering NoiseSup Enhancer LowBoost Limitter
Mode2 Listening CenterCancel HiBoost LowBoost Reverb
Mode3 Perform FX Voice FX Guitar Chorus Delay
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パネル上にエフェクトが三列となっています。モードが三種類あって、それは本体側面のモード切替スイッチでモード変更が可能になっています。
1マスタリング 2リスニング 3パフォーム スライドスイッチで三種類のモードを切り替えるようになっています。
モード1 マスタリング・エフェクト 4つのツマミが左から
<ノイズ除去> <音輪郭強調> <低音強調> <音圧一定調整>
ノイズ除去:レコード・カセットテープなどの音源をデジタル化するケースや、収録環境の騒音がある場合、それらノイズを除去し、より透明度の高い音にすることができる。
音の輪郭強調:はっきりした音に調整することが出来る。
低音強調:迫力重低音の調整
音圧を一定に:一時的に大きな音の入力、小さな音の入力それぞれ、音のレベルを均一にしまとまりのある音にすることが出来る。
モード2 リスニング・エフェクト
<センターキャンセル> <高音強調> <低音強調> <残響調整>
センターキャンセル:音楽CDなどステレオ中央に定位した音を消すことが出来る。ボーカルを消して、カラオケを実現できる。
高音強調:高い音を持ち上げることができる。
低音強調:迫力ある重低音を作ることが出来る。
残響調整:リバーブとも呼ばれる、残響空間を作ることが出来る。
実験環境:ダイナミックマイク=インターフェイスEDIROL UA-3FX
モード3 パフォーマンス・エフェクト
<FXボイス> <FXギター> <コーラス> <ディレイ>
FXボイス:音のピッチ(高さ)を変更できる。= 男性の低い声にしたり、女性の高い声にすることが可能。本来の声が分からないような音声加工。
FXギター:オーバードライブ・ディストーションを使ったエレキギターの音に変更・調整することが出来る。
コーラス:音が厚みと広がりの加えられた効果を実現できる。
ディレイ:やまびこ・エコーのように、音が遅れて繰り返される。
EDIROL by Roland UA-3FX という、この小さく扱いやすい小型オーディオインターフェイスは、単純に<アナログ音声>をPCが扱うことの出来る<デジタル信号>に変更してくれる変換器というだけでなく、二系統の音声入力をそれぞれ音量調整可能な小型ミキサーでもあるのですが、そこへ上記のようなエフェクト機能が標準装備されています。
例えば、このインターフェイスにエレキギターを直接接続することが出来、その演奏の音に リバーブ効果、 ディストーション効果、 ディレイ効果などを、このEDIROL UA-3FX上のツマミで実現することが可能になっています。エレキギター演奏でちょっとした<エフェクター装置>なみの使い方も可能ということになります。
今回、このEDIROL UA-3FX、二台目も追加購入した理由は、このエフェクト機能を簡単に利用できることで、15年以上前に購入した一台目にくわえて、もうひとつ用意することにしたのでした。
コロナ禍の現在、個人的な事情で、在宅テレワークでネット会議アプリでのライブ配信が日常業務になっています。連日の仕事上、時々複数音声素材を扱う必要性が発生するようになりました。
今まではオーディオケーブル先の機器を、その必要に応じて<差し替え>していたのですが、その煩雑さを回避するため、手元のつまみ操作だけで制御できる音楽ミキサーを利用することになりました。
そのライブ配信するためのアナログ音声信号を、このEDIROL UA-3FXに送り込んで、インターフェイス経由でデジタル信号とし、PCに取り込んでいます。
普通のAudioインターフェイスで音声情報信号をアナログからデジタルに変更してもいいのですが、上記のような豊富なエフェクト機能を内蔵しているUA-3FX・二台目を用意しました。
自分の配信音声も含めて、その日その日のネット会議アプリケーション配信で、UA-3FXのエフェクト機能を併用して、少しだけ変化の付いた内容とすることが出来ています。