古いフィルム時代の一眼レフカメラ用レンズは、豊富に中古市場で見つけることが出来、かつ、安価にいろいろな焦点距離も楽しめるメリットがあります。
「Canonカメラで、Pentaxレンズのボケ具合を楽しみたい」とか、「Nikonカメラで金属製のカニ爪のついたニッコールレンズを使ってみたい」とか、個人的にいわゆるオールドレンズを使うことがメインになっています。
Pentax Mレンズ & Canon デジタル一眼レフ
オールド・ニッコールレンズ & Nikonデジタル一眼レフ
どちらのオールドレンズも、現代的なデジタルカメラのような「電子接点」は装備されていません。 (電子接点でレンズとカメラの電子回路が繋がり、ピント合わせや、写真の露出設定などを最適なものに制御する)
基本的には、写真撮影の場面でユーザーがレンズのピントを合わせるリングをクルクル回して「手動ピント合わせ」を行います。 また露出設定も基本的にはレンズ基部の絞りリングを回して絞りを決定し、それに対応するシャッター速度をカメラでユーザーが操作して決定するか、もしくは絞り値(レンズを通して入ってくる光の量)に対応したシャッター速度をカメラ本体の回路で決定して、写真を撮影することになります。
上のカメラ二台、Canon EOS5D mark2も、NikonD300も、現代的なレンズ(電子接点装備)を取り付けることで、シャッターボタン半押し=「オートピント合わせ・オートフォーカス」、「オート露出設定」が行われ、さらにシャッターボタンを押し込むと、「きれいな写真!」が撮れます。
しかしながら、個人的に使ってみたいレンズが古いもののため、写真撮影遊びではほぼマニュアル設定モードで、シャッターひとつ押すのに、モタモタいろいろ操作した後に、写真を撮る!という動作の流れになっています。
何より困るのがピント合わせ!!
自分が好きで、面倒なマニュアル撮影をしているのですから、それはそれでいいのですが、どうしても困るところが一つあります。
それが「 ピント合わせ 」です。
ピント合わせの時、上記二台のカメラでは「背面液晶に拡大表示」機能があります・・・・が、ファインダーをのぞいたり、背面液晶を見たり、というのがなかなかおっくうに感じてしまうため、個人的にはファインダーを覗いたままシャッターボタンを押すことがほとんどです。
その時、<<カメラがピントあってるか?あっていないか?>>を教えてくれる機能が上記二台のカメラには装備されていて・・・ファインダーの中の各種情報表示に「合焦」を教えてくれる ◯ があります。
夕方から、夜になる時間帯では、ファインダーを覗いていても、ピントが合っているのかどうか目視で判断するのは実質的に不可能になります。(日中の明るい被写体の合焦は、目視でも結構判断つきますが)
これはユーザーの視力が<経年劣化>で、しだいに見えにくくなっているという本質的な問題も加わり、撮影場面によっては自分の目でピント合わせをすることを完全に諦めて、ファインダーのすみの「合焦を示す◯が点灯する」のを確認してシャッターボタンを押すことがあります。
ところが、Canon と Nikon では決定的な違いがありました。
Canonの場合、同じメーカーCanonの純正レンズであれば、結構古いレンズでもレンズ基部に接点が付いていて、ユーザーが自分でピントリングを回してピント合わせする時、合焦したらファインダー内部の◯が点灯してくれます。
ところが!・・・・Canon純正以外の古いレンズを変換アダプターを使って取り付けて撮影しようとした場合、電子接点がないことで、上の合焦を示す◯は点灯しません。 もう完全に自分の目でファインダーをのぞいてピント合わせをするしかありません。
(電子接点付きの変換アダプターも購入、入手することは可能・・・であるものの、自分が使用しているCanon一眼レフカメラに取付可能かどうかという問題があって、適合機種を確認した上で購入、入手する必要がある)
Nikonの場合、それに対して・・・どうやらレンズに電子接点は必要ではなく、カメラ本体内部で映像がピントの合ったコントラストをセンサーで判断したら、ファインダー内部の合焦◯が点灯するように思います。
というのも電子接点のない古いオールド・ニッコールレンズも、電子接点のある現代的なNikonレンズも、どちらもピントリングを回していくと、ピントの合ったと思われる所でファインダー内部の合焦◯が点灯してくれます。
(これはPentaxデジタル一眼レフカメラでも同様)
このNikonのレンズを選ばず、ピント合わせの時に合焦◯マークがファインダー内部で点灯する!というこの機能が理由で、夕方から夜にかけての(運動不足解消)散歩の時に持ち出すカメラとして、Nikonの方を多用してしまっています。
(夕方から夜の暗い時間帯、カメラにピント合わせをしてもらおう!と覚悟を決めるような時は、Canon EOS5D に、Cano純正オートフォーカスレンズを取り付けて、Canonを持ち出すこともあります。)
もっとも、
そんなこんなでカメラを携えて、散歩の途中にゴソゴソ手元機材を操作しながらスナップ撮影すること自体、結構個人的には面白く楽しんでいるのでOKなんですが。
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