先日 12月9日、四国八十八か所お遍路に行ってきました。(僕は数年前に八十八か所を一回りお参りし終えたのですが、家のものは、まだあと20札所ほど残っています) 岡山市より瀬戸大橋を渡って香川県入り。
最初に丸亀市に向かって、さぬきうどん「よしや」で朝食をとってから、高松市の「五色台・ごしきだい」へ向かいます。
山道を車で登っていくと、みかんの無人販売書の看板が目につきました。
ここで二袋購入です。 写真右下の箱の中に代金を入れるようになっています。 (ちなみに香りのいいおいしいミカンでした)
反対側に目をやると、瀬戸内海とそこにかかる瀬戸大橋が見渡せました。
まず最初に四国霊場81番・白峯寺に到着。
この札所では「崇徳天皇」がお祀りされているお寺でもあります。
次は 82番札所・根香(ねごろ)寺、
ここのお寺さんは、山の地形を利用した、ちょっとしたお城のような構えをしているのが印象的です。
(上の写真はいずれも家のものの、携帯内蔵カメラでの撮影です)
その後、家のものが買い物ということで、高松市内へ移動しました。 以前は四国・高松と岡山・宇野を結ぶフェリーが瀬戸内海を24時間体制で運航していました。(さらにその以前は、国鉄岡山駅から宇野線で港まで列車が移動したら、その客車がそのままフェリーに乗り込み、高松港に到着したところで、国鉄高松駅の引き込み線に客車を引き込むという、特徴的な路線でした)
・・・・が、その宇高国道フェリーも数年前から実質営業をやめていて、最終的に閉鎖されたというニュースを見ていました。
多くの人々でにぎわったフェリー乗り場ですが、建物の窓はふさがれ、ロビー受付の出入り口には色あせたカーテンで閉じられていました。
・・・と、今回は一般交通機関を利用して訪れるのが難しい札所のお遍路を、自家用車を利用することで、お参りしてきました。
<<ニュース記事>>
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---------- 冒頭部分の引用 ---------------
四国急行フェリー(高松市)が唯一運航する宇高航路(玉野市・宇野港―高松港)が、15日の営業を最後に休止となる。競合する瀬戸大橋の料金引き下げなどで利用者の減少に歯止めがかからなかった。1910(明治43)年就航の国鉄連絡船を起源に、本州と四国を結ぶ大動脈として栄えた伝統航路が109年の歴史を終える。
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瀬戸内海に橋が架かって、自動車で高速道路を通って岡山県<->香川県を簡単に行き来できるようになってからも、複数の会社のフェリーが運航されていました。
次第にフェリーが運航を取りやめ、最後に四国フェリーがひとつだけ、瀬戸内海を往復していた状態でしたが、その最後のフェリーも2019年12月で運航終了となりました。
フェリーでの運航では1時間ほどかかるので、フェリーによっては「お風呂」のある船もありましたし、うどんなど食事もできるようにもなっていました。
悪天候で、瀬戸大橋が強風のため通行止めになっても、フェリーは運航を取りやめることなく、フェリー乗り場に移動する車も多い時もありました。( 雨や風はなくても、海上が濃霧に覆われるときは、フェリーは運休となりましたが )
ともあれ、瀬戸内海沿岸の各地方では、大きいものから小さいものまで、いわゆる「船旅」というのは、とても身近なものです。 今回その中の一つが完全に消えてしまうということで、地元では大きなニュースになっています。
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