===paradiso trattoria===

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工場見学的クイズ

2009-03-20 | タム make
工場と書いてもコウバと読んでいただきたい。
コウバとも呼べないほど賞味一人分のスペースしかありません。
しかも完全手作業です。

さてさて今日のお仕事から問題。
一体何を作っているのでしょうかー??


まずは細く長く均一に伸ばされた粘土の帯を並べていきます



それを同じ長さに切りそろえます。


カーブさせてしばらく置き、水分を飛ばします。




さて、もうひとつのパーツも高台を削って同じ位に乾燥させておきます。
ここまできたら、もうおわかりですね??(テレビ番組のノリ?)



二つを繋ぎあわせてとりあえず形は完成です。






正解はマグカップでしたー!!!

最初の写真とくらべて、水分が飛んでいるので随分テカリがなくなっています。
一晩寝かせたら化粧掛けします。

最後までスクロールしていただきましてお疲れです!

少し先の話ですが、母の日のプレゼントにご飯茶碗と湯呑のセットはいかがでしょう??
大丸本店と札幌店で同時開催の母の日企画に参加することになりました。
私は新作を出そうかと、ただいま製作中です♪♪
お楽しみにっ!




たたら職人

2009-03-20 | タム make
ワタクシ独立前はタタラ職人でした。
私の○屋さんとかインザ○ードさんとかに陶器を納める窯屋で働いていて
いつも東京のデザイナーさんから送られててくるFAXのデザイン画と
にらめっこしながら型おこししたり型紙つくったりしながら
サンプルを起こしては商品化する日々。
なので、タタラ物をつくろうとすると、手が完全にソレなんで
しばらく自分の物になるまで封印していたくらい。悩みましたよー
小樽のふうど館の奥にあるアジア雑貨のお店には
一時期見事に自分の仕事の物が並んでいて、しかも大量生産されていて
自分達が苦労して商品化したのに、いざ完成するとちっとも注文が来なくて
世の中ってこういうもんなのね・・・と。

とまあ、タタラには思いでがいっぱいなのですが
最近ようやく自分の物になった気がするのです。
すっごい微妙なんですが、厚みが7ミリだと重たい。
でも6ミリにするとなんとなく薄っぺらい。
私の好みは5ミリで、うちで使ってる長皿はお寿司が10貫乗るサイズで
もう6年ほど使いこんでますが、欠けもせず重宝してます。
でも、壊れないってわかってるからこの薄さでもいいんですけど
普通に持ったらかなり危なっかしい感じかも。

5ミリはほとんどピザの生地みたいで、どんどん伸びて薄くなります。
表面を絞めたり、型に載せたりするうちに半端なく薄くなる・・・
ので、やはり妥当な厚みは6ミリ、と落ち着きました。
縁を叩きこむことで土を絞め、さらに厚く見せる処理で
使う人に丈夫さを感じてもらえるようにしました。
ここまでくるのに何年~長かった。。
手づくりらしい表情を出すことや、使いやすい大きさ、重さ
どうしてもキレイにまとまって、いわゆる市販品みたいになりがちですが
ちゃんと一個一個心を手間を込めて作っている事を
感じられるような、そんな器がワタシハ ツクリタイ。です



旅立ちの季節

2009-03-20 | マイペンライ easy

昨日は小学校の卒業式でした。
私事ですが、うちの母は元小学校の先生で
最後に担任した一年生が今年めでたく学びやをあとにしました。
はりきって出席する気満々の母は、一報入れて
しかと子供達の顔が見られる貴賓席をげっとして参加。
さすがに教室まではついて行かなかったらしいけれど
玄関で最後の見送りをしてきたそうです。
いつも顔を見ると飛びついて来たあの子も
ちょっと頼りなげだった男の子も
すっかり成長してたくましくなっていたとか。

卒業ソングといえば贈る言葉?
20代の人はスピードのあの曲だとか。
私から贈る曲はGOING UNDER GROUNDの「トワイライト」
主役は君と僕で、君の出番だよ!と
旅立つ僕らにエールを贈る素晴らしい曲だと思うんです

卒業と同時に新しい世界が待っている―
そんな気持を思い出して、自分も初心に帰ってみようと思いました