les cerisiers en fleurs

名刺代わりになったらいいな。

「恋人」を作るのが嫌だと感じる

2021-07-03 03:08:48 | 自己紹介
暗に恋人になって欲しい、と言うようなアプローチを受けた事があります。
恋愛経験が豊富な人、人から性愛感情を向けられ易い(所謂“モテる”)人ならばよくある事でしょうが、私は片手で足りる位しかそういう経験がありません。
一番、最近の(と言っても、5年は前です。)異性からのアプローチを受けた時、真っ先に思ったのは「止めて欲しいなぁ」でした。

私には、恋人同士という関係がよく分かりません。
お互いに性愛感情を向けていて、お互いにそれぞれが一人きりの特別なパートナーで、異性同士ならばいつか結婚するかも知れない間柄……で合っているでしょうか?
そう考えた時、私には恋人は作りたくないな、という思いが浮かびました。
理由は、前に記事で書いた通りです。自分の好意の内のただ一つに、特権性や序列を付ける事に抵抗があります。
「どうして友だちと、友だちのまま深いスキンシップを取る関係を続けたらいけないのかな」と、よく考えます。

それだけではなくて、性愛関係が恋人との一対一のみに制限される事にも抵抗があります。
これには、私が多情であるとか、“ビッチ”だとか感じられる方がいるかも知れません。他の人の性愛への欲求がどうなっているのか、私には分からないので、人と比べてそうであるのかの判断は付きません。
ただ、一定以上の信用がある関係を築けている、それでいて魅力を感じる相手でないと、深いスキンシップは取れません。

魅力的に感じた人と性愛関係になったとしても、「恋人」になりたいという思いが湧きません。
何なら、その相手から私以外の人とも性愛関係にある、なったという報告を受けたら、そうなんだ、どんな人なの?と聞いてみたい。
好意を持っている人が、好意や魅力を感じた人について聞くのは、きっと楽しい事でしょう。
(もちろん、病気等には皆で気をつけて。)

複数の性愛パートナーを、当事者間で合意を取って持つスタイルを、ポリアモリーと言うそうです。私はそれを志向しているのかな?と思います。
かと言って、性愛パートナーが複数いなければ嫌だ、と考えている訳ではありません。
人との関係の事ですから、将来がどうなるのかなんて、分かりません。そもそも今は、「親密なスキンシップを取る友だち」が一人もいない状態です。
人肌恋しくなる事もありますが、概ね今の生活に不満もありません。

ただ、世間一般的な恋愛観?とは大分ズレているので、あまり理解はされません。家族にも、最初は「意味が分からない」と言われましたし、友人にも「その事をあまり公言しない方が良い」と言われました。
特に、深い関係になる訳ではない人には、別に理解される必要はないのですが、「お前はおかしい」というメッセージを受け取った時は、流石に落ち込みます。

でも、こうしてブログに書くという事は、結局は私の事を知って欲しいという思いがあるからかも知れません。
こんな人間もいるんだ、面白いなぁ、位に思って貰えたら、嬉しいです。

不思議なことに、恋愛や恋人という物で自分や人間関係を縛られるのは嫌なのに、結婚願望は少しあります。
その事については、また今度に。

自己紹介です。

2021-04-28 02:51:29 | 自己紹介
帆波と申します。本名ですが、本名とは漢字が異なります。

ベルリンの壁が崩壊した数日後に生まれました。長子です。親類には甘やかされて来たせいなのか非常にのんびりした人間に育ちました。

観劇が趣味です。専ら、宝塚歌劇ばかり観ています。
趣味は決して多いとは言えず、何事に関しても“にわか”であるように思います……。
漫画が好きです。活字も好きですけれど、体調によって読める物が限られます。特別な理由は無いのですが、小説はあまり読みません。
日本古典文学の学び直しを超スローペースでしています。好きな作品は『蜻蛉日記』『源氏物語』、これから読みたいのは『伊勢物語』です。
オススメがあれば教えてください。特に、良いBL漫画と百合作品の情報!(笑)
ゲームは時々遊びます。持っているゲーム機はNintendoSwitch、PS3、PS4。
稀に、思い立ったように編み物をする事があります。かぎ針編みのみですけれど、とっても楽しいです。

きょうだいは、妹が一人。
父は亡くしており、今は母と暮らしています。
死んだ父はアルコール依存症で、家庭内ではモラルハラスメントをよく行っていました。嫌な部分は沢山あったけれども、私は父を嫌いにはなりきれませんでした。

中学、高校と不登校児でした。
当時は分からなかったけれど、私は十三歳の時にうつ病になりました。診断が降りたのは成人してから、大学生の時です。
もっと早く、適切な診断と治療を受けられる専門家に出会えていたら、自分も家族も、悩み苦しむことが少しだけ減らせたのかもしれません。

生きて行くのには、お金が掛かります。
親族が昔から続けている零細企業で、事務職として働き、収入を得ています。私の病気の事を理解してくれているので、無理無い働き方が出来ています。
感謝してもしきれません。


ブログを始めた理由は、ゆっくりと、自分の考えや経験を、文章にする時間が欲しかったからです。
それならば、個人的な日記でも良いだろうと思われますでしょうけれど、最近は、ネットを通じて人との関わりが生まれる事が多いので、自分の体験や考えを知って貰うためのツールにもしたかったのです。

私は、SNSが好きですが、目まぐるしい情報の波に、思考力が鈍くなるような感覚も覚えます。
SNSでは、情報は速く伝わるけれども、その一つひとつについて向き合う時間が取れないように思います。
ここは、情報の波から逃れて、避難するための浜辺……のようなイメージです。

何を書くかは、特に決めておりません。
日常の事、過去の事、読んだ本の事、気になった時事トピック等について……でしょうか?


何てことのない、いち凡人の、名刺代わりに出来たら良いなと思っているブログです。
どうぞよろしくお願いいたします。


 帆波