明日へ

ワンコ・仕事・お茶・音楽・子育てなどなど
幅広い話題で思い出を綴ります♪

あの日に・・・

2011-05-13 20:48:27 | メモリー
東日本大震災から2カ月経過しました。
町は少しづつ前に進もうとしています。

何も無くなってしまいましたが・・

みんな頑張っています。

でも、忘れてはいけない・・・あの日・・・










nodokaさん・・海が大好きで、友人が来ると必ず海岸を案内しました。
でも、あれから海を見るのが嫌なんです。
いい知れぬ怖さを感じるから・・

何もかもすべてを飲み込み奪い去った海・・・
海を・・侮ることなかれ・・


瓦礫を撤去していると、今まで見つからなかったご遺体が白骨化して見つかるそうです。
海の底に沈んでいるご遺体は、そのまま引き揚げようとすると崩れ落ちてしまうので(--)
ブルーシートに穴を開け、それですくいあげるのだそうです。
うちの親戚の女の子が未だ発見されておらず、憔悴しきった女の子の両親が
いたたまれず、藁をもすがる思いで、いわゆる霊媒師の様な方に話を聞きに行ったそうです。
そして俗に言う交霊をしてもらったところ「暗くて寒いところにいるよ・・助けて」
と・・言ったそうです。
真偽はさておき、行方不明の家族を持った人たちは、皆「遺体が見つかれば、区切りがつくのに」といいます。
時は2カ月経過しましたが、傷はまだ大きいのです。

どうか・・・忘れないでください。

どうか・・・力を分けてください。

おねがいします。


時が止まったHP

2011-05-05 10:58:42 | メモリー
以前、同じ職場で働き、色々な事を教えてくれた先輩がいました。
私が転職してからも、ワンコ繋がりで親しくして貰っていた方でした。
震災当日、彼は会社にいて無事だったのですが、自宅や親戚が気になると
車で様子を見に行ったきり・・帰ってきませんでした。
彼の家があったのは、陸前高田市
当然全部流されていましたが、家族はそれぞれ避難所に逃げていて無事でした。
ただ、彼だけがどこへ行ったのかわからないのです。
未だに行方不明のまま。
いったいどこへ行ってしまったのか・・・

行方不明者がいる家の人たちは皆一様に言うのです。
「せめて、遺体が見つかれば心に区切りがつくのに・・」
本当に、信じられないし、信じたくないし・・でも、もし遺体が確認できれば
自分たちも納得できるし、きちんと弔ってあげたいと思うのは当然でしょう。
遺体収容所には、まだ身元が分からない遺体がありますが、すでに2カ月を経過していることから、
順次火葬し、合同慰霊祭を行っているようです。
また、瓦礫撤去も本格化しており、遺体捜索はせず、一気に撤去作業を進めています。
海に流れ出てしまった遺体についても、沈んでしまうとタコ等が食べ始めるそうで、
そうなってしまうともうわからないと言うのが現実です。

数日前に家のパソコンが繋がったので、あれこれ始めているのですが、
ふと、気になって彼のHPに行ってみました。
トップページの画像は、3月に撮ったものでした。
それっきり止まったHP
自慢の黒ラブを2匹残して・・・「ロージー!どこへ行ったんだよ!」と・・・
しばし思い出のphotoを見ていました。

http://ohtanic.org/  「ROSE GARDEN」

また、昨日は息子が高校時代の部活の後輩宅へ友人と行ってきたようです。
友人とドライブをしていて流されてしまい、海沿いから数キロ離れた山奥の地域で見つかったそうです。
今回の津波は、海は元より、河川をさかのぼって行く「川津波」がまた甚大な被害を及ぼしたので、
信じられないほど奥の地域まで流され、瓦礫の山と化しているのです。
そんな中でも何とか遺体が見つかって、友人たちが線香をあげる事が出来て
よかったです・・・

これから益々難しい状況になりますが、一人でも多くの方が家族の元へ帰れますように・・・

みなさんへお願いがあります。

2011-05-04 16:36:03 | メモリー
気がつけば暦は5月・・・
本来であれば、この連休に風地方最大の祭り「五年式年大祭」という5年に1度(正確には4年に1度)のお祭りが繰り広げられ、賑やかなゴールデンウィークになるはずでした。
しかし、町は壊滅・・・祭りどころではありません。
ただ、この惨状を見に「瓦礫観光者」が沢山訪れているようです。
みなさん口を揃えておっしゃるのが「テレビで見ているのとは全然違う・・・」
それはそうですよね・・
有り得ない光景がそこには広がっているのですから・・・

ニュースでは、瓦礫の撤去作業や地元住民の迷惑になるので、極力、被災地への乗り入れは
止めましょうと言われています。
実際、作業の為に片側通行にされている道路が多く、只でさえ渋滞している中、
他県ナンバーの車が増え、道が分からず迷っていたり、路肩に車を止めて
写真を撮っていたりされていると、正直迷惑ではあります。
でも、実情を見てもらって、災害の恐ろしさや、現地の人間がどんなふうに困っているかを
感じてもらうだけでも意義はあると私は考えます。

よく「何かできる事があったら、何でも言ってください」と
声をかけてもらい、とてもありがたく思ってます。
それで、みなさんにひとつだけお願いがあります。

この地域に唯一発行されている地方紙「東海新報社」で
モスバーガーから依頼を受け、作成した著書「羅針盤の針は夢に向け」~モスバーガーを創った男の物語~と言う本があります。



モスバーガーの創設者「櫻田 慧」氏はこの地域の出身で、私の父親とは同級生だった人です。
元々医者になるために、医大へ進んだ彼でしたが、様々な人生の壁にぶつかり、思い悩みながらも、生まれ育った故郷から望んだ太平洋の向こう側に夢を馳せ、ハンバーガーと言う未知の食と出会い、波瀾の大海原を目標に向かって疾走した櫻田氏の生き様が描かれています。

この本は、一冊1800円で、販売収益金は、被災地への義援金として寄付されます。
現在、この地域で仕事をする事が出来、収入を得られている人は全体の1割。
その収入も経済の停滞で激減しています。
殆どの人が、会社や工場が被災し、解雇され失業している状況です。
そんな地元の復興と経済の立て直しの為に、みなさんのご協力をお願いしたいと思います。
東京近郊で、可能な方は、八重洲ブックセンターで購入していただけると、
販売基準のポイントが上がるので、助かりますが、基本的にはどこのお店で購入していただいても結構です。
また、お知り合いの方にも紹介していただけたら幸いです。

尚、ネットでも購入は可能なようです。

モスのホームページにも紹介されていました。
http://item.rakuten.co.jp/mosburger-onlineshop/book_hon_000001/

どうか・・宜しくお願いします。m(__)m


久しぶりに笑いました

2011-04-15 00:08:02 | メモリー
今夜、ブロ友のぱぴ姉さんが電話をくれました。最初は、被災状況などを話していたのですが、途中から仕事の話や、様々な話題が次々と飛び出し、気がついたら、ほっぺたが痛くなる程笑っていました。たわいもない話で無条件に笑えた…こんなに笑ったのは、本当に久しぶり…
思い切り幸せを感じましたよ。ぱぴ姉…長電話してしまってごめんね(^_^;)
そして、ありがとうm(_ _)m

それから、いつも私の事を気にかけて下さって、励ましのコメントを下さる皆さん…ありがとうm(_ _)m

おまけにもう1つ…
以前、同じ職場で働いていた仲良しさんが、私の安否を確認しに、私の実家を訪ねてくれていたそうで、即刻電話をしてみたら、とにかく生きててくれてありがとうって言ってくれました。
んでもって、当時の社長からも風霞は生きていれのか?と電話が来ていたらしいので、電話番号を聞いて、私から電話をしてみたら、やっぱり無事で良かったと言ってくれました。
会社も社長の自宅も全部流されてしまって、社長も大変な時だったのに、本当に嬉しく思いました。
人の優しさが、ありがたいと心から思えた1日でした。