説明会から返って東大の院試を受けることを決めれば後は勉強するだけです。
説明会の日に得た情報は研究内容だけではありません。
研究室の院生の方や、説明会に参加していた他の人達に声をかけ(皆さんいきなり声かけてきた見ず知らずの不審人物相手に普通に会話してくれてありがたかったです)、僕の進む所では大体5割取れればどこかの研究室には拾ってもらえ、6割取れればほぼ入りたい研究室に入れるという情報を得ました。(※不確定情報なので、もし受けようと思ってる方が居たらご自身で情報収集してみてください。)
英語、TOEFL ITPで65%取れれば受かるなと思いました。
相関基礎科学系の学力試験は英語と専門科目の2科目のみで、配点は英語が200点、専門科目が600点の計800点で決まります。最悪5割で良いとすれば、英語で65%(130点)取れれば、後は専門科目で45%(270点)取るだけでギリギリ合格します。
専門科目は選択問題で、いくつかの大問から3つ選択して解答します。200点×大問3つ=600点です。
つまり専門科目は大問一つ当たり90点取れば良いわけです。しかも僕の場合ある分野は得意で、どんなに難しくなっていてもその大問は6割(120点/200点)取れる自信がありました。本番で実際にそれができた場合、残り大問2つは37.5%(75点/200点)ずつ取れればひとまずぎりぎり首の皮一枚繋がります。
ここまでしっかり作戦を立てていると、如何にも院試を計画的に突破していそうですが全然そんなことはありませんでした。
むしろ、わずか3ヶ月で対策することが不安で仕方ないから、ここまでしっかり計算してどんな問題が来ても大丈夫だという勝算を見出し、自分を落ち着けていました。
模試という客観的なデータが存在せず、自分の学力のレベルが分からない院試は、それだけ不安も大きくなります。
院試との闘いは不安との闘いでもありました。
最終的な目標
英語 130点/200点
専門科目 420点/600点
計 550点/800点
------英語についての補足-------
TOEFLはITPとIBTの2種類が受けられます。
IBTは事前に提出できます。内容はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能です。
ITPは本番勝負です。内容はリーディング、リスニングのみです。
事前にIBTを出して本番で更にITPを受けることもできます。これが一番理想的だと思いますが、僕は時間がないため、スピーキングとライティングを対策する時間を取りたくなかったのでITPのみ受けることにしました。(あとIBTすごく高いです。)
英語の点数が高めに設定してあるのは、専門科目は難易度が変わりうるのに比べ、TOEFLの難易度は基本的に変わらないためです。65%取れる実力があれば本番でも取れるだろうと考えました。
ちなみに当時の僕の英語力はTOEICで言うと800~850点くらいです。
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