私が所有するHobby545KMFのアクスルへのトラブルが見付ったのは2023年3月頃です。エアコン取付の為ホワイトトップさんへ入庫させた際に、社長が気付いてくれました。その頃よりアクスル修理との奮闘が始まりました。
アクスル…Axle…これの修理方法は未確立で、色々な方が、色々な方法で修理されていました。
まずはなぜ発生??
色々検討しましたが、コレと言う原因は掴めませんでした。
しかし個人的な見解は、下記です。
・LT規格タイヤ104→106
・タイヤ空気圧6.0BARでの走行
・ラバーコイルのヘタリ
・ショックアブソーバーヘタリ
トラブルが発生した以前よりのトレーラの写真を色々観察しました。
すると…LT規格のブリヂストンCAMPERタイヤを装着後より、異変が発生していた事に気付きました。このタイヤはキャンカー用にブリヂストンさんが頑張って色々検討され、設計されています。その為、長時間駐車し、走行した時や、車高の高い車両の安定を重視されています。したがって…走行中の横風等には非常に安定感は増しました。
しか~し…タイヤは全体的に強度UPされており、剛性が高い分…硬い!!
そこがラバーコイル式には負担が大きかったと、想定されます。
Hobby社キャンピングトレーラーの足回りについても調べてみました。
2013年式まではDBタイプという、トーションバー式ラバーコイル
2014年式からはVGBタイプの現在使用されているラバーコイル式へ変更されています。
なぜラバーコイル式へ変更されたのかは、具体的には不明ですが…
振動を減らすため、軽量化、コスト、メンテナンス…色々な事からでしょうか?
Hobby社もラバーコイル式へ変更して、色々な悩みもあったのでは?と考えています。事実…2018年以降で色々変更が入っています。2019年式からは改善アクスルが装着されていると思われます。
近年は、何が改善されているか??
車高がUPしています。
アームの角度が変わり、ナットには緩み防止処置がされています。
だから??
と思われるかもしれませんが、路面状況により足回り…つまり、バネやショックアブソーバーは凄く走行時に動いています。この動きが突き上げ側、突き下がり側に如何にして動くかで、車両への負担が減ります。
ラバーコイル式へ変更され、スタイル重視されていたこともあり…突き上げ側は、以前のモデルはおそらく20~30㎜程度しか動かなかったのでは?と個人的見解。さらにどこかのサイトで読んだのですが、ラバーコイル式はタイヤの柔軟性が大切とか…。
そう考えると、LT規格大丈夫?CAMPERタイヤは更に大丈夫??
色々考えて、不安要素…そこでまずはタイヤ空気圧調整を以前のブログでも記載しています。
頻繁に車両重量は計測している為、LT規格の空気圧を調べ適正空気圧へ変更。本当はメーカー指定の4.5BARまで落としたいけど、LT規格の195/70R15のタイヤでは不可!
そこで車両重量より、4.8BARで設定。ちなみに耐荷重850㎏です。アクスル負担荷重1700㎏となります。
すると~6.0BARで走行と全く動きが変わりました。
と…同時に気付いた事は~足回りのラバーコイルでの突き上げ衝撃の吸収はほぼしていない??空気圧を色々変更して、試験走行することでの変化をみると、そうとしか思えなくなりました。
≪余談≫
Hobby社のキャンピングトレーラーに装着のスチール製ホイールですが、耐荷重は900㎏です。更に安全率がある様な、日本の仕様の考えは通用しません。
この頃より…Axleーアクスルというパーツを更新する気持ちになりました。
以前よりトーザイアテオ社長へ相談は何度も行い、ホワイトトップ社長にも相談していました。トーザイアテオ社長は長く牽くなら~アクスルの状況から、更新した方が良いかもね?と意見は頂いておりましたが、なかなか腰が上がっていませんでした。
ちなみに~ホワイトトップではアクスル交換施工はしない!店の方針の模様。
アースモータリングでは、アクスル交換は何度も施工している事は聞いているのにな~??
昨年秋の福岡キャンカーショーで、思い腰をあげ~トーザイアテオ社長へアクスル交換の部品オーダーする事を告げまいた。施工はアースモータリングでお願いすることも伝え…あとはアースモータリング社長とトーザイアテオ社長で、部品手配等はお願いし…。
約8ケ月でアースモータリングへアクスル本体が到着し、先日より取付施工を行っていました。
取り外された、新車時のアクスルのコーションプレート
VGB18-MVの文字です。つまりHobby社のコーションプレートには1750㎏と記載がありますが、実際には1800㎏のアクスルが取付られています。
1800㎏はオプションでシャーシアップしています。
今回は新設計仕様のアクスルへの変更です。
コーションプレートはコレですプレートへ変更され、生産国もドイツからベネゼエラへ変わっています。
前回ブログで仮付け状況まではお伝えしたので…。
タイヤが装着され、まだリフトで上げて無負荷状況
以前と比べた写真を見ると、一目瞭然である事は、わかる方にはわかるはずです。タイヤの脱着が普通に出来そう(⌒∇⌒)
最終確認とムーバー調整でリフトにあげられています。
なかなか見れない光景(⌒∇⌒)
ピカピカに輝くアクスル!
ココをみて~なるほどと思える人は、良く運航チェックされている方かも知れませんね(⌒∇⌒)
タイヤを接地させ、車両重量をアクスルからタイヤへ掛けます。
これが1Gの状況。
かなり以前の状況より改善されている事がわかるのでは??
突き上げに対し、改善され足回りの運動能力がUPしていることは、ココまでの仕様変更でわかるかと思います。
施工が完了し、納車と試験運転の為にトレーラの受取へ
アースモータリングの中から出てくるトレーラの状況が、格納庫より出てくるみたいで格好良かったので撮影
そのまま連結!
試験走行へ行きました。倉庫群のある埠頭で、大型トラックが走行しているので、アスファルト路面が結構荒れています。いつも走行している道で、状況確認には良いと考えました。
でも…ショップから出てすぐに、違いはわかりました!
子供達もついてきていたのですが、先入観がないので一番感想は聞きやすかった。『車が揺れないよ!』『いつもはトレーラ牽いていると、ヘコヘコするのに…』との言葉にニッコリ!
信号停車中に撮影いつもの状況ですが、牽引走行は楽しい!
今回は…全然違う動きに感動!
新車の時はこうだったのかな??
改善された事で、違うのか??
ショップで試験走行状況の連絡を待っている、アースモータリング社長へTEL。言うまでもなく快適な状況なので、そのまま帰宅して良いかと確認。
天気も最高で、次の旅が楽しみで仕方がない(⌒∇⌒)
子ども達と、これで長距離も楽に楽しめるね~なんて話ながら自宅へ!
自宅で足回りを再度目視点検ショックアブソーバーの運動範囲は広がっている事は一目瞭然!
嬉しくなりました。
ちなみに試験走行の際に、内部フロアにスプレー缶を2本立てていたのですが、倒れてませんでした。以前ではありえない…。
今回交換するにあたり、アクスル交換は色々ショップにもリスクがある、経験と知識が必要な事がわかりました。九州でアクスル交換を施工してくれるのは、アースモータリングさんしかないのかも知れません。勿論ですが、輸入元のトーザイアテオさんも可能です。キャンピングトレーラーの足回りで悩まれている方は、お付き合いあるショップ等に相談されたほうが良いと思います。今回更新に踏み切った事で、大好きなHobby545KMFと一緒にいれる期間延長され、家族の笑顔と思い出がもっともっと…と思えるようになりました。
欧州では5~7年周期でアクスル交換が一般的の模様。他にもラバーコイルだけの更新も、欧州ではされている模様です。しかし日本では、ラバーコイルの更新作業を試みた方が居るとは聞いたことがありますが、ビジネスとしてされているかは不明です。
費用はそれなりに掛かります。
現在の為替状況と車両価格を考えると~どうでしょうか?
安心、安全そして、家族の笑顔…(⌒∇⌒)
※本文には個人的な思想、調査内容がかなり含まれています。ショップやメーカーの考えではありません。
トラブル発見からの奮闘ブログリンク貼り付けます。
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