今回の散策は、JR川口駅から荒川に向かい、善光寺(ぜんこうじ)を見学。その後、荒川を渡り赤羽岩淵駅に向かいました。
赤羽岩淵駅から王子駅まで乗車し、王子駅で下車しました。
北口から出て、次の目的地・装束稲荷神社へ向かいました。
装束稲荷神社
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装束稲荷神社(しょうぞくいなりじんじゃ)は東京都北区王子にある神社です。毎年大晦日の夜、関東各地から集まって来た狐たちがこの榎の下で衣装を改めて王子稲荷神社に参詣したといういいつたえがあります。
主祭神
宇迦之御魂神
装束稲荷神社に関しましては、私の別ブログにて詳しく記事にしています。興味のある方は是非ご覧ください。
また、装束稲荷神社は、名所江戸百景 第118景 「王子装束ゑの木大晦日の狐火」で描かれています。第118景 「王子装束ゑの木大晦日の狐火」に関しましては、私の別ブログにて詳しく記事にしています。興味のある方は是非ご覧ください。
装束稲荷神社を参拝した後は、伝説通りに王子稲荷神社を目指そうと思っていましたが…
何しろ初めて訪れた街。
京浜東北線の線路の向こう側に行く道がわからない??
そこで一度駅に戻り、他の場所から見学をすることにしました。
まずは、飛鳥山公園を目指しました。
飛鳥山公園掲示板
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飛鳥山公園(あすかやまこうえん)は、東京都北区にある区立公園。東京都内の桜の名所の1つ。江戸享保期に行楽地として整備され、明治6年(1873年)3月には日本最初の公園の一つに指定されました。
桜の名所で有名ですが、私が訪れたのは去年の秋。
園内はこのような様子でした。
飛鳥山公園
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桜は葉を落とし、来年に向けて冬支度をしていました。
この辺りは、
名所江戸百景 第17景 「飛鳥山北の眺望」で描かれています。 第17景 「飛鳥山北の眺望」に関しましては、私の別ブログにて詳しく記事にしています。興味のある方は是非ご覧ください。
描かれたであろう場所を見学した後は、園内を少し散策しました。
桜の賦の碑
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「象山先生櫻賦」の碑掲示板
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象山先生櫻賦」の碑北区王子一-一表面に佐久間象山作・書による「櫻賦」が、裏面に象山の門弟たちによる碑建立の経緯が記されています。信濃国松代藩士であった佐久間象山(一八一一~一八六四)は、幕末の志士たちに影響を与えた儒者でした。桜賦は、象山が門弟吉田松陰の密出国の企てに連座、松代に蟄居中の万延元年(一八六〇)に作られたといわれています。賦とは、古代中国の韻文の文体の一つで、都城の贅美に多く使われました。「皇國の名華あり、九陽の霊和を集む」と始まる櫻賦は、日本の名華、桜が陽春のなかで光り輝く様を描写し、桜の花は見る人がいなくても芳香をただよわせる、と結んでいます。蟄居中だった象山が勤王の志を桜に託した詩と考えられています。明治十四年(一八八一)、門弟の勝海舟、北沢正誠、小松彰らによって碑が建立されました。表面の桜賦は、顔真卿の書風による象山の遺墨によっています。表面上部の扁額および裏面の碑文は、名書家として知られた日下部東作(鳴鶴)、刻字は、やはり名工といわれた廣群鶴によるものです。碑は、初め飛鳥山の西北端の頂き(地主山)に建っていましたが、同所へ展望塔スカイラウンジ(飛鳥山タワー)を建てるにあたり、昭和四十一年に現在地へ移転されました。その際、都立王子工業高校の考古クラブの発掘によって、象山が暗殺された際の血染めの挿袋を納めた石室が発見されました。石室も共に移設され、現在の碑の下に埋設されています。平成三十一年三月 東京都北区教育委員会掲示板より引用
渋沢栄一の邸宅があった飛鳥山公園。
ちょうど訪れた頃は、大河ドラマが放映されていた時で、公園内が渋沢栄一に染まっていました。
しかし、今回の散策は江戸百景巡り。時間もありませんので、その辺はパスさせていただきました。
飛鳥山公園は、桜だけではなく
山茶花
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緑が美しい公園でした。
さて、飛鳥山公園を後にして、次に目指すは石神井川です。
次回へ続きます。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。