ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

職場で出会った あるIT営業

2006年11月09日 17時16分42秒 | Weblog
1990年代前中期 頃になるだろうか、社内で上司に嫌われて所属部署の新人が座る末席で仕事をしていた時だった。顧客用のメインロビーは階上にあったが、階下のひっそりとしたスタッフ専用のドア近く(離れ小島)に私の机があった。

ある日のこと、飛び込み営業がやってきた。
「皆忙しいから 代わりに応対して..」とそのフロアを管理する別部署の女性スタッフから 営業対応 を任された。

会って話をすると、物静かな営業だった。ひととおり商品説明を聞いても営業としての『押し』が弱い。2度ほどやって来たと思うが、そのたびに 「あなたは営業に向いていない」 と言ってやった。 (上司からいじめられていても 私ジョージィ は嫌なやつなのだ。相手を褒める事をしない。)

3度目には別な営業が訪問した。担当が変わったので挨拶に来たという。
私はぞんざいに「あの人は(IT)営業向きじゃなかったからなぁ。次の仕事はどこに移ったのか知ってる?」と新担当に尋ねると、「 音楽関係です 」と答えた。
私が「えっ???、ITから音楽業界?! 何の関連が..?」と不思議そうな表情をすると、

その新担当は「気がつきませんでしたか? 以前は『ゴダイゴ』のメンバーでしたよ」
ゴダイゴ なら私は大ファンであった。あの独特の歌い方も非常に気に入っていて、いまだに頭の中でリピート(繰り返し再生)している。

新しい営業からそういわれると確かに 見覚えのある表情や仕草 であったかも知れない。 テレビでしか見た事がなかったから 本人を前にしても さっぱり気づかなかったのだ。
( 私が気づいていたら、聞きたくもない『成功する営業の為に』論を聞かされていた事だろう )

そうとも知らずに私は、「あなたは 営業 に向いていない」と何度も 転職 を勧めてしまったのであった。

参照記事
11/06 歩道脇の靴磨きのおばあちゃん(2) - 戦後、女手ひとつで..


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