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「秋の味覚と言えば・・」と言う問いに対して
黄菊の束を手に登場したのはご住職でしょうか
答えは食用ギクでした。
お寺の名前は西教寺
約1200年前、比叡山の開祖伝教大師が
唐(中国)から薬用として持ち帰ったとされる坂本菊は
花びらが筒状になっている大変貴重な菊で、
なぜか坂本の地でしか栽培することができないといわれているそうです。
栽培も難しく5年間は同じ場所に植えられなくて
挿し芽で増やす必要があるらしいとも。
栽培してる所が少ないことから
幻の坂本菊といわれているとか。
その坂本菊を使った精進料理も出て来ました。
黄色い菊の花びらが舞ってるような透明なゼリーとか
菊の花がより美しい姿そのまま天ぷらになっていたりとか
素材の持ち味を最大限に活かしたお料理には感動しました。
食用ギクと言えば黄菊と言われていたのですよね。
それが星由里子さんが主演したTVドラマで
『もってのほか』を知った訳なのですが
花弁が筒状になっていて食べるとシャキシャキ感があって
菊はもってのほかに限る、と
思っていたのです。
↓以前購入した『もってのほか』
坂本菊、機会が有れば必ず食べてみたいと思いました。
平安時代から受け継がれている歴史と五感を満たす大変貴重な坂本菊。西教寺でしか召し上がることのできない菊御膳を是非ご堪能ください。1日限定30膳 要予約 ※坂本菊の収穫状況により日程等の変更の可能性があります
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