4月26日から6月30日までヤマザキマザック美術館で開催されていた、藤原更の写真展「Photograph 記憶の花」を見てきました。
彼女は私のテニス仲間の高校の同級生ということで写真展をやっていることを教えてもらったので行ってみることにしました。
彼女の作品は写真でありながら、写真ではない。なぜならそこには写真には捉えきれなかった“記憶”が挟み込まれているから。
展覧会名に“写真”ではなく“Photograph”をつかっているのは、藤原が“Photo(光)graph(書く)”という単語が持つ本来の意味を踏まえて、「光で描く」思考を取りこんでいるから。
藤原は「光で描く」ことで、記録を越えた記憶の芥子を表現し、Photographが持つ可能性を更に拡張しようと試みているのである。
独特の世界に触れ、自分らしい写真とは何かをもっと追及する必要性を感じさせられました。
1)芥子
プリントする際に定着するまえに引き上げて滲ませることで独特の仕上がりを作り出しているとか
2)蓮
そうすることで記憶の曖昧さを表現しようとしている
3)薔薇
命の儚さ、そして存在の輝きを表現
4)芥子を布にプリント
彼女の世界観を理解するところまでは行けません
ヤマザキマザック美術館の常設展示はなかなかの充実ぶりでした。
18世紀から20世紀に至るフランス美術300年の流れが一望できる内容で構成されていおり、加えて19世紀末にフランスを中心に花開いたアール・ヌーヴォーのガラス工芸と家具調度品のコレクションも展示されています。
5)エミール・ガレ作「朝顔紋ランプ」
6)マリーローランサン「3人の若い女」(1935年)
7)エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女(1797年頃)
8)ジャッソ夫人とふたりの子供(1707年)
9)リラを弾く女性(1804年)
これらはヤマザキマザック美術館ホームページ(https://www.mazak-art.com/)に詳しい解説があります。
写真撮影は不可でしたが、ピカソやシャガールの作品も見ることができました。
夏の暑い日をここで過ごすのも悪くないと思います。
この後、久屋大通公園フラリエに行き、昼食までの時間を過ごしました。
10)北ウイングの外壁に沿って見られる紫陽花
青がアクセント
11)木陰で涼し気
12)淡い緑がいい感じのカシワバアジサイ
13)萼片とはとても思えません
14)アメリカデイゴ(亜米利加梯梧、マメ科の落葉低木)
和名はカイコウズ(海紅豆)
不思議な形をしています
15)ブラジル原産とか
南アメリカのデイゴ?
16)
17)お昼の優雅な時間
18)温室内のドライフラワー
単一の色でない壁との組み合わせが絵画風になりました
19)
20)
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