プラスチックとネオニコ(農薬)

先日、NHK・BSで、「それでもプラスチツクは必要ですか？」という番組を見た。ずいぶん昔のことだが、環境ホルモンというのが話題になったことがあるが、プラスチックからは女性ホルモンに似た環境ホルモンが溶け出しているという内容だった。

私たちの周りにはプラスチツクで作られた、ありとあらゆる種類の容器や食器などがあふれているが、これらすべてから溶け出しているらしい。それは妊娠した母親の羊水から確認できるらしい。そして胎児はそのホルモンを吸収して育つ。

最近、若年性乳ガンの患者が増えていること、無精子の男性が増えたのも、このホルモンが原因と考えられるのではないかとのことだった。

このドキュメンタリーの前に、民放でネオニコチノイドという農薬でマウスが脳障害をおこす実験をとりあげていた。この農薬は日本ではほとんどの稲作で使われている。この農薬のせいで日本には発達障害が多いのではないかと考える学者もいた。

諸外国では「疑わしきは排除」という考え方なのですでに使用中止になった国も多いが日本ではまだだ。健康より米作の方が大事らしい。

環境ホルモンの溶け出す容器で、ネオニコに汚染されたごはんを食べて育つと考えるととても恐ろしい。年寄りは今さらという気がするので私は深く考えないが、子供達はそうはいかない。便利なモノは環境だけでなく命も脅かしている。