図書館で借りてきた。現役の医師がホンネで語った本だった。
例えば、末期の患者に対する人工心肺や点滴や胃ろうなどの延命処置に疑問を呈したり、検診で異常が見つかっても何も医療措置しないほうが賢明である場合があることなど、元慶応大学講師の近藤誠医師なみのインパクトのあることを書いている。近藤医師とは同時代に慶応大学付属病院にいたが、当時の著者は外科医の最前線にいたので、近藤医師は嫌いだったと正直に告白している。
この本には
・本好きはボケに注意
・ボケないためには筋肉量が重要
・ジョギングは危ない
・手術後にボケるという危険
・ガンなら最期の2ヶ月前まで普通に生活できる
・枯れるように逝きたいなら点滴するな
・お陰様でと言える患者は好転する
等、驚きの重要知識と実例が満載だ。
実母を介護した著者自身の経験もまじえての濃い内容だった。死は誰しも避けられないものだけど、ただ長生きを目指しても意味はない。要は中身であり、そして最期は人に迷惑をかけず、自分らしく死ぬためにはどう生きるのかを考えさせてくれる本だった。

例えば、末期の患者に対する人工心肺や点滴や胃ろうなどの延命処置に疑問を呈したり、検診で異常が見つかっても何も医療措置しないほうが賢明である場合があることなど、元慶応大学講師の近藤誠医師なみのインパクトのあることを書いている。近藤医師とは同時代に慶応大学付属病院にいたが、当時の著者は外科医の最前線にいたので、近藤医師は嫌いだったと正直に告白している。
この本には
・本好きはボケに注意
・ボケないためには筋肉量が重要
・ジョギングは危ない
・手術後にボケるという危険
・ガンなら最期の2ヶ月前まで普通に生活できる
・枯れるように逝きたいなら点滴するな
・お陰様でと言える患者は好転する
等、驚きの重要知識と実例が満載だ。
実母を介護した著者自身の経験もまじえての濃い内容だった。死は誰しも避けられないものだけど、ただ長生きを目指しても意味はない。要は中身であり、そして最期は人に迷惑をかけず、自分らしく死ぬためにはどう生きるのかを考えさせてくれる本だった。

80代はじめに発症し、7~8年ほどは自宅で父や母が世話をしていました。
しかし老々介護の日々、疲れ果てた頃に漸く施設に入ることができました。
帰省した折に祖母を訪ねましたけど、余りの無惨!な姿に次第に足が遠のきました。
祖母は90代半ばまで施設で過ごし、そこで最期を迎えました。
父には6人の弟妹がいましたが、誰も遂に一度も祖母を訪ねなかったようでした。
父(93)は80代半ばに祖母と同様の認知症を発症し、
3年ほど前に認知症対応のグループホームに入りました。
オシメをして暮らす日々ですが、家族の顔が認識できることを幸いに思っています。
父より一歳下の母は自宅に一人で暮らしています。
母も軽度の認知症と診断されています(アルツハイマー型ではなく脳血管型)。
母は老人施設に入ることを拒み、「どうにもならなくなったら入る」と・・・。
そんなに都合よく入れるものではないと知りつつ・・・そう言います。
「この家で孤独死するなら本望だ」が口癖でもあります。
祖父は脳溢血で70代に急死しましたけど、
父方も母方も殆どが90代まで生きる長生きの家系です。
それだけに「長生きの認知症」を患った祖母、そして現在の父と母を見ていると
「がんで死ぬことは幸せなことだ」と心底思います。
しかしがんの再発転移とその治療が生やさしいものではないこともよく知っています。
「認知症の色濃い」血を認識しては「長生きはしたいけど認知症で長生きしたくない」と思い、
また、がんキャリアの私としては再発転移しないことを心から願ってもいます。
明らかな矛盾ではありますが、
それが聖人ならぬ凡俗の身が率直に思うところでありましょうか・・・。
長くなり恐縮です(レスはスルーまたは簡単に・・・)
何でもいいから、長患いせずにポックリ逝きたいわ。
或る程度の年齢になったらもう検診とか受けずに
自然に任せた方がいいかも。
だんだん医者もホンネを言うように…
聞きたいような聞きたくないような^^;
元ガン患者のにゃんころりんです。
私の場合、再発は時効となりましたが、毎年新たなガンの「要検査」にひっかかります。
昨年は乳ガン、今年は大腸ガンでひっかかり、内視鏡検査の予約中です。
今度、またガン宣告をされたらやっぱり治療すると思います。
それは惚けるにはまだ早いと自覚しているからで、痴呆が射程距離にはいってくる年頃になったら、ガンを選ぶと思います。
そのため将来のホスピス個室を想定して、日額給付金3万円のガン保険に入っています(笑)
しかし、こればかりは思うようにはいかないのでしょうね。
現役の医者が、一般的な医療の方向と違う内容の本をだすと売れますよね。
ただこの著者は、自分が診てきた高齢の患者さんや、実母の介護から、素直な気持ちをそのまま文字にしたという、そういう本でした。
ある日目覚めたら死んでたというのもいいですが、そのためには、事前にあちこち整理しておく必要がありますよ。
ぐっちゃぐっちゃの私は、せめて3日の猶予が欲しいです(笑)