対策はこれしかないという結論

今回の不正使用未遂事件は私にとっては青天の霹靂だった。カードは何枚かもっているが、外出先で使うのは自社カードだけで、他のはネットでしか使っていないし、それも楽天、Yahoo!、Amazonと限っている。元々、楽天市場やYahoo!ショッピングを使うようになったのは、カード番号が各ショップにはわからないようになっているからだ。

先日の電話してきた楽天カードの担当者に「楽天カードだけの被害ですか？」ときいたとき、彼女は「いいえ、他のカードでもおこっています」と答えていた。私は一般に、こういった不正利用はどのカードでもおこることだという意味に理解したが、実は勘違いではないかと後から考えた。

というのも、ネットで「楽天　不正使用」を検索したら、ゾロゾロでてきたからだ。そして、不正使用されたのは楽天カードに限らず、楽天に登録してある他社カードも被害に合っていた。つまり、楽天のサイトに登録したカードは危ないとということではないか！？　私は楽天にＶＩＡＳＯカードも登録してあるのですぐに削除した。

ネットの情報を集めると、楽天サイトに不正に入るとカードは簡単に使えてしまうようだ。私の楽天のＩＤとパスワードは入会してから変更してなかったし、ＩＤにいたってはオークションで人目にふれている。なんというお間抜けであろうか。今回はパスワード変更に必要な「秘密の質問」も登録しておいた。

次にYahoo!も似たようなシステムなので、ＩＤとパスワードを変更しようとしたところ、こちらはシークレットＩＤというのが登録できて、これはどこにも公開はされないことがわかった。ちなみに「Yahoo! 不正使用」で検索しても、大した事例はみつからなかった。Yahoo!の方がセキュリティが強固なのだろうか。ともかく楽天もYahoo!も憶えられない長～いパスワードに変更した。
(※後からYahoo!でも多数の不正ログインが発生していることを知ったので訂正します。)

ネット上には、被害に合った人達の楽天カードの対応に対する不満がたくさんあったが、私は楽天カードが気に入っているのでこれからも使うことになると思う。ポイント還元率の高さとＥｄｙとの連携、そしてカード利用の速報メールが届くからだ。その上に、今回は私が不正利用を発見するよりも早く楽天カードが不正利用に気付いてくれ阻止できた。ここだけの話、自社カードより安心できる気がしている(笑)

ところで、ネットでの不正使用はカードに付帯している「盗難・紛失」保険は適用されないということを知った。確かにカードは手元にあるから当然と言えば当然なのだが、カード番号を盗まれているから同じことじゃないの？と思ってしまうんですけど。じゃあ、ネットで買い物したい人は・・・ということで、「ネット不正利用保険」というのがあるらしい。楽天カードもYahoo!カードも付帯していた。

究極のカードもあった。ネット決済専用のカードで、第三者に不正に使用された場合利用枠の範囲内で悪用された額を補償してくれるけど、利用枠は10万円に設定されている。なんか中途半端な気がするのは私だけ？

ネット決済専用「三井住友VISAバーチャルカード」

余談だが、万一不正利用されてしまい請求が発生してしまったあとのカード会社の対応については、年会費が有料の会社と無料の会社では差があると言われている。まあ、だてに年会費はとっていないわなぁとは思う。

結局のところ、ネットショッピングでカード決済する以上、不正利用は避けられないのだろうと諦めるしかなさそうだ。なのでやはり頻繁にＩＤとパスワードを変更して、自分で守るしかなさそうというのが結論だ。今回は幸いにも被害がなく、いい勉強をさせてもらったと思う。